2025年5月にANAダイヤモンド修行の一環でポルトガルに弾丸3.5泊で行ってきました。
率直に言って最高でした。
そのときにリスボン→シントラ→ロカ岬→カシュカイシュ→リスボンのルートを日帰りで回ってきましたのでお役立てください。
最高なポルトガル旅行記はこちら▷
ロカ岬とは
ロカ岬とは、と言ってもこの記事を見てくれている時点でご存じだと思いますので説明することはないのですが、ユーラシア大陸の最西端にある岬であります。

佐田岬半島のように「端っこ」を自己主張する形状ではないので、言われなければここが先端であるということは見過ごすような場所であります。
とはいえ最西端。
地球でもっとも大きい大陸の端っこであり、意味はなくともロマンはあります。
ロカ岬に行く価値
そこにロマンがあるのならわたし的には行く価値アリです。
が、景色とか見どころとか歴史的価値とかで考えれば行ったほうがいい!という場所でないことは確かです。
言ってしまえばただの崖なので。
とくにリスボンから日帰りで行く場合はシントラの世界遺産観光の時間を削る必要があるため、慎重に考える必要があるかもしれません。
それでも行きたいというロマン優先の方、もしくはシントラに1泊して時間的に余裕があるという方は続きをどうぞ!
日帰りでロカ岬に行く
わたしのようにリスボンから日帰りでロカ岬へ行く場合のタイムスケジュールとルートをご覧ください。
※時刻は記事執筆時点
※旅行記に記載していますがわたしはムーア城跡でバスを降りられず1時間ロスしているので下記は予定通り進んだ場合です。
8:01 リスボアロシオ駅発
8:46 シントラ駅着
駅前から観光用シャトルバス(434)に乗車
8:55 バス出発
9:15 ムーア城跡着
10:15 ムーア城跡発
▽徒歩
10:20 ペーナ宮殿入口着
10:30 ペーナ宮殿着
11:00 ペーナ宮殿入場
※時間指定でも行列に並びます
11:50 ペーナ宮殿退場
12:10 シャトルバス乗車
12:20 シントラ駅前着
12:30 お茶
12:50 シントラ駅
13:00 シャトルバス(435)に乗車
13:20 レガレイラ宮殿バス停着
13:25 レガレイラ宮殿入場
14:25 レガレイラ宮殿退場
14:30 路線バス(1253)に乗車
15:05 ロカ岬到着
ロカ岬からカスカイスを経由してリスボン
ロカ岬では売店で最西端訪問記念を購入したり写真を撮るだけなのでたいして時間はかかりません。
とはいえ帰るバスが時間通りに来るわけではないので、バスを気にしながらロカ岬を楽しむのがよいかと思います。
バス停が見える範囲にいればバスには間に合いますので。
そしてここロカ岬からリスボンに帰るにはシントラに戻るかカスカイスという場所に進むかの2択となります。
どちらからでも当日中にリスボンに戻ることができますのでお好みのほうを選ぶとよいと思います。
今回わたしはカスカイスを選択しましたので、ここからはロカ岬からカスカイス経由でリスボンへの帰り方であります。
なおカスカイスはリゾート感があって散歩するのに最高な場所でおすすめですよ。
15:30 ロカ岬バス停発(1624)
16:00 カスカイス駅着
▽徒歩観光
16:50 お茶
17:15 カスカイス駅発
18:00 リスボン着(Cais do Sadre駅)
リスボンからロカ岬ルート
リスボンから日帰りでシントラを観光してからロカ岬に寄り、そこからさらにカスカイスに寄ってリスボンに戻るという私が実際に行動したルートを紹介しました。
時間的にガチガチに見えるかもしれませんが私ぶりぶりマイラー的には意外とすべての施設を余裕をもって見て回れています。
どの程度ちゃんと見るかによると思いますので人それぞれですが、春から秋にかけては20時過ぎでも全然明るいことを考えるとあと2時間は観光に使えるのでもう少しのんびり時間を使って予定を組んでも良いのかもしれません。
わたしは海外の交通機関を信用していないのとポルトガル初日ということもあって早めに戻ることを優先しましたが。
リスボアロシオ駅~シントラ
それでは少しだけ細かく書いていきますが、表題のとおり「ロカ岬の行き方」がメインなのでシントラの回り方など余分なことは省いていきます。
当日の動きが分かりやすい旅行記も参考になるかもしれません。
それではまずシントラへ向かう電車に乗るためのリスボアロシオ駅。
リスボアロシオ駅はリスボンの中心の少し北にある外観の素敵な駅であります。

ここから8:01の電車に乗りますが、チケットは改札口の隣の窓口で「シントラ1人」と言えば買えます。
クレジットカード使えます。

始発駅であり余裕で座ることができます。
出発したら約45分でシントラ駅に到着。
到着したシントラ駅前にはシャトルバスが待っているので順番に乗り込みます。

ぎゅうぎゅうの満員になりますが乗り切らない場合は2台目も待機しているので安心してください。
料金は乗り放題で13.5ユーロです。
駅から15分ほどでムーア城跡、そこからさらに5分ほどバスに乗ってペーナ宮殿入口に到着しますが、どちらを先に見るかはお好みです。
おすすめはわたしと同じムーア城跡を先、ペーナ宮殿を後です。
理由はシントラの記事で書こうと思いますが、簡単に言えば朝イチは空いているからであります。


しっかり世界遺産観光を終えたら11:50です。
ペーナ宮殿~シントラ駅
予定通り11:50にペーナ宮殿を出たらそこから歩いてバス停のあるペーナ宮殿の入口門まで戻ります。
ペーナ宮殿から門までがけっこうあります。
しばしバスを待って乗り込んだらシントラ駅やひとつ手前のシントラ宮殿で降りて昼食です。
とはいえ時間は限られているので混雑しているレストランよりカフェくらいがちょうどよいかと思います。
シントラ名物のケイジャーダをぜひご賞味ください。

とにかく甘かったので一緒に注文したエスプレッソが最高でした。
軽食を済ませたらシントラ駅前から再度シャトルバスに乗りレガレイラ宮殿に向かいます。
シントラのシャトルバスの一日券と一回券
レガレイラ宮殿~ロカ岬
レガレイラ宮殿はペーナ宮殿行きのバス(434番)とは違うシャトルバス(435番)です。

1時間に2本だけと本数が少ないので注意が必要です。
注意のしようがありませんが。
実際わたしも20分以上は待ちました。

バスに乗ったら10分ほどでレガレイラ宮殿のバス停に到着しますが、バス停から見て右側面の坂を登らないと入口がないので迷うかもしれません。
同じバス停で降りた人たちはお互いに「え?え?こっち?大丈夫なの??」と顔を見合ったりつぶやいたりしているのでとても楽しい時間ではあります。

目の前にレガレイラ宮殿があるのに入口が分からないというここも時間指定チケット。
指定時間を多少過ぎていても問題なく入れました。
有名な螺旋階段の井戸は超混んでいますので覚悟をもって訪れてください。

さてここへ来たときに降りたシャトルバスのバス停と、ここからロカ岬へ行く民間のバス停は同じ場所にあります。
14時半、想像よりも小さくかわいいマイクロバスに乗ります。

路線バス会社の時刻表を貼っておくので参考になさってください。
このバスは現金またはnaveganteカードのみ対応なのでクレジットカードは使えませんでした。
完全キャッシュレス派のわたしでさえ今回はこのバスのクレジット利用の可否が不明すぎてユーロを3,000円分だけ持ってきていました。
そしてそれは正解でした。
他の方の記事にある通り、以前はシントラのシャトルバスチケットでそのままロカ岬にも行けたようですが、いろいろとシステムが変わった結果今ここであります。
ご注意ください。
そんなこんなでバスに乗ること35分ほど、8:01にリスボンを出発してから7時間後の15:05にロカ岬に到着です。
お疲れさまでした。

ロカ岬
ロカ岬は前述のとおり基本的に崖です。
最西端のモニュメントと灯台と崖があるユーラシア大陸最西端の場所であります。
そんなロマンあふれる場所には人がいっぱいいます。
思い思いの時間を過ごしてもらいたいと思いますが、まずわたしがしたことは最西端への来訪記念であります。
なんてことない記念ポスター2種(A4より大きい)にその場で名前を書いてくれるというもので11ユーロ。

クレジットカード使えます。
買ってから一度も開けていませんがまぁ記念でありロマンです。
実物は撮影NGでしたので、あえてわたしが買ったものも載せないでおきます。
それから少し散歩をしたり写真を撮ったりしていたらカスカイス行きのバス1624番がバス停に止まったのが見えたので「もういいかな」という感じでバス停まで走ってロカ岬を後にしました。

おわりに
わたしはここから30分ほどバスに揺られてカスカイスへと行くわけですが、旅行記で書いた通りリゾート感溢れるとても素敵な街でした。

日帰りでロカ岬へ行こうと思っているのであればぜひカスカイス経由でリスボンに戻ってみてほしいと思います。
わたしはカスカイス滞在を30分程度と予定していましたが、落ち着ける街だったので予定の倍以上の時間を過ごしてしまいました。
シントラに来たこの日わたしはまだポルトガル初日でリスボン観光をしていなかったため夕方には仕方なくリスボンに戻りましたが、旅程的にリスボン観光が終わっているならロカ岬後のカスカイスで夕食を済ませるというプランが最高と言えます。
なんといっても春~初秋は21時くらいまで昼間の明るさだから安心ですし。
それではあなたのロカ岬への旅が素敵なものになりますように!

