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【ノルウェー】ベルゲンからフェリーで行くフロム鉄道の起点「フロム」|世界遺産ネロイフィヨルドルート

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2024年6月末にノルウェーを弾丸縦断してきましたので、そのときのフロム行きフェリーについてお伝えします。

フロムとは

フロムとはフィヨルドの入り江である海抜ゼロメートルの町「フロム」であり、山腹や小さくて魅力的な村、泡立つ滝などの壮大な景色を目にしたり、大小20 のトンネルを抜けながら時速40キロで世界最大5.5%の勾配を駆け上がって「ミュルダール駅」へ行く世界で最も美しいといわれる景観を味わうことのできる列車「フロム鉄道」の始発駅であります。

今回のわたしのノルウェー縦断ではベルゲンからフェリーで世界遺産のネロイフィヨルドを通ってフロム鉄道の起点たるフロムへ行き、そこからフロム鉄道に乗車してベルゲンへと戻るルートとなりますが、今回はそのうちの前半「ベルゲン〜フロム」についてであります。

ベルゲンからフロム、フェリーの旅

ベルゲンはノルウェー第2の都市と言われている街でありますが、実際はそんな感じはしない小さな観光の町といった雰囲気です。

ベルゲンを朝8時に出発するフェリー(高速船)に乗っていざフロムを目指しますが、わたしは前日のフライトキャンセルにより前情報なしで乗ったので途中停車(停船)が10か所以上あってまず驚きました。
住民の足となっているフェリーのようであり結構な乗り降りです。

他方スーツケースを持って移動している旅行者も多数いて、いろいろ混ざった感じがまた気分を楽しくさせてくれます。

船に乗ってすぐのところがスーツケース置き場になっています。

ノルウェー旅行記にも書いたとおり座席は早めに乗船しないと窓際を確保できませんが、いい感じの滝や景色が見えるところでは皆デッキに出るので座席にこだわる必要はないかもしれません。

ただわたしが乗ったときは雨にも関わらず満席になったので早めに来たほうが良いとは思います。

長時間の船旅で心配な充電については、ちゃんと電源があったのでご安心ください。
長めのケーブルでないとと届かないかもしれませんが。

船内にはキオスクがあり、出航後しばらくすると営業が始まって多くの人がサンドイッチとコーヒーなどを買って朝食にしています。

キオスクではお菓子、ジュース、アイスなども売っていて、水やコーラなどの飲み物はコンビニと同じくらいの価格であり良心的と言えます。

とはいえそこはノルウェーであり1本600円くらいしますが。

時刻表やチケットの購入はフェリー会社のウェブサイトからどうぞ↓

Express boat & ferry

ソグネフィヨルド・世界遺産ネロイフィヨルド

全行程5時間半のうち出発から3時間くらいは前述のとおり路線バスのように停船しながら進みます。

停船するのは画像↓のような小さな村もあれば、何もない島の先っぽのこともあります。

それを過ぎると停留所もなくなりソグネフィヨルドへ入っていきます。

外海には出ずフィヨルドの中を進んで行くので乗船中ほとんど揺れることはありません。

ここまでずっとフィヨルドの中を進んでいるので若干慣れてしまっていますが、壮大なスケールの中船は進み、出発から約5時間で世界遺産のネロイフィヨルドの入り口から流れ落ちる特大スケールの滝「Laegdafossen滝」が目に入ってきます。

ここまで路線バスのように淡々と進んできたフェリーでしたがここで一転観光船へと変貌し、フェリーは滝ぎりぎりまで近づいて停船して写真タイムを設けてくれました。

絶景あるあるでまったく写真では伝わらないですが、575メートルの高さから幾段にもなって落ちる大瀑布の迫力は一見の価値ありで、確実に我々に感動を与えてくれます。

stegastein展望台

ネロイフィヨルドを過ぎるとフェリーからもフロムの街が見えてきます。
そのフロムから少し離れたところにフィヨルドとフロムを見下ろせる有名な展望台があります。

stegastein展望台です。

visitnorway

時間と交通手段があればぜひ行ってみてほしいと思いますが、この展望台はフェリーからも見ることができましたのでご覧ください。
結構な高さでありフェリーからだと米粒程度なので展望台からの景色はさぞ素晴らしいものと想像できます。

フロム

ベルゲンから5時間半の船旅を終えて到着したフロムは、切り立った断崖に囲まれた秘境のようでありつつ客船も停泊しているというアンバランスさが妙に神聖さを醸し出しています。

船から下りてみるとわりと現代的なデッキであり、キッチンカー的な屋台的なお店もたくさん出ていてにぎわっています。

常設のレストランもあり今回はフェリーの中で調べておいたAEgir brewery and pubという個性的なビアレストランを訪れました。

ノルウェーでまともにレストランに入ったのは初めてでしたので値段の高さにビビりましたが、個性的なお店でビールも料理も普通に美味しかったです!

おわりに

フロムの町自体は港と駅とホテルと良い景色があるだけなのでそこまで面白味はありませんが、ここはトレッキングとサイクリングの起点となります。

ノルウェーでの時間を多くとれる人ならぜひ!自転車を借りてサイクリングをおすすめします。

もちろんさらに時間をかけたトレッキングならなお良しですが、この先に待つ大絶景を今回はフロム鉄道に乗って進むわけでありますが、時速40キロの低速とはいえ常時動いている列車からではこの景色の美しさは物足りませんでした。

もっとこの美しい場所にとどまるためには歩くか自転車しかありません。

フロムまでは今回のようにベルゲンからフェリーでアクセスする他に、オスロから電車を乗り継いで来ることも出来ますのでぜひおとずれてみてください。

その電車のひとつがフロム鉄道でありますが、フロム鉄道はまた別記事で。

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