ゲートピンポン「した」側と「させた」側を経験できましたのでご覧ください。
追記:2025年10月23日
緊急事態があったので記事にしました↓↓↓

ゲートピンポンとは
ゲートピンポンになる原因・要因は多岐にわたるのですが、今回お伝えするゲートピンポンは搭乗のタイミングで「座席アップグレード」が確定することを指します。
そしてアッパークラスの座席数が少ない国内線についてではなく国際線についてとなります。

ほとんどの場合、航空券を購入したタイミングでアップグレードのリクエストを入れます。
そして上位クラスに空きが出ることが確定したら、空席待ち優先順位の高い人から順にアップグレードが落ちてくるわけですが、これが搭乗する直前まで落ちてこず、搭乗ゲートの改札で止められることを「ゲートピンポン」と言います。
ゲートピンポンの問題点
私ぶりぶりマイラーは過去に2度ゲートピンポン「した」経験がありますが、これが困る。
なにが困るって食事であります。

手元の航空券(QRコード)はエコノミーの記載であり、当の本人もアップグレードが失敗で今日はエコノミーで10時間超のフライトなんだなーと思っているわけであります。
おかげさまでANAダイヤモンド会員なので、エコノミー移動であっても出発前はスイートラウンジで食事とお酒は楽しめるわけであり、搭乗後は寝るだけというお腹いっぱい準備万端で搭乗口へ行きます。
が、ここでゲートピンポンであります。
スイートラウンジの食事やお酒よりもビジネスクラスの食事とお酒のほうが断然美味しいので、わたし個人としては機内で食事を楽しみたいのですが、もうお腹いっぱいなわけであります。

結果、シャンパンも機内食もお断りするという非常に残念なビジネスクラスになってしまう。
これがゲートピンポン最大の問題点と言えます。
とくに問題提起しているわけではないので解決策もありませんが。
ゲートピンポンが起きる理由
なぜゲートピンポンが起きるのか謎でしたが、先日わたし自身がゲートピンポンを「させる」側になりました。
どういうことかというと乗り遅れです。
フランクフルトー羽田(ビジネスクラス)のチケットを持っている状態でブリュッセルーフランクフルトが特大のディレイになり、フランクフルトー羽田便に乗ることができませんでした。

このときフランクフルト発のビジネスクラスのアップグレード空席待ちをしている人がいたとしたら、ここで起きているわけであります、ゲートピンポンが。
なるほどこうやってゲートピンポンが起きていることが自らの乗り遅れを持って確認できたわけであり、仕方ないと納得するわけであります。
アップグレードの確率
ゲートピンポンが起きるということはチェックイン直前のタイミングでビジネスクラスがほぼ満席ということ。
そこに病気などを含むキャンセルや私のような乗り遅れ、念のため確保しておいて使わなかったVIP用の席に運よく空席が出た場合に発生します。
ミラノ線が開通したので先日ミラノ(経由でエジプト)まで行ってきましたが、その時も搭乗一週間前で残席2席という状態でぜんぜんアップグレードが落ちてこず「これはゲートピンポン案件か…」とドキドキしたものであります。

結局搭乗4日前に落ちてきたのですが、結構危なかったので、就航したばかりの路線は選ばないようにしようと思いました。
よくアップグレードの確率が話題になりますが、確率という意味ではダイヤモンドのアップグレード率は100%(過去3年、国際線約50回搭乗のわたしの場合)であります。
しかしゲートピンポンの話でもお分かりのとおり、空席待ち第1位にいるということがアップグレードの確率を上げるために何よりも大切であることは言うまでもなく、それにはダイヤモンドであるということが最低限の条件と言えます。
おわりに
日本発アップグレードのゲートピンポンとは別に、ANA便名の乗り継ぎでも実はゲートピンポンがしばしば発生します。
ANAの直行便が飛んでいない国や地域に行く場合フランクフルトやミュンヘンで乗り換えになります、たいてい。

今では直行便が飛んでいる日が週3回あるスウェーデンのストックホルムですが、直行便がない日はミュンヘン乗り換えであります。
そしてダイヤモンド修行をしているマイラーであれば、プレミアムポイントを多く稼げる乗り換え便を選ぶのは当然なのですが、その乗り継ぎ便はアップグレード対象外なのでエコノミーとなります。
上の画像だとフランクフルトーリスボン間がエコノミークラスです。
ダイヤモンドであってもエコノミーで予約すれば乗り継ぎ便はエコノミーであり座席指定もできないのですが、まれにゲートピンポンの祝福をいただくことがあり、本来は有料の非常口席や最前列に変更してくれたりします。

同じ航空会社であってもANAからの乗り継ぎじゃないとこのプチアップグレードの恩恵はないので、多少割高でもANA便名で目的地まで予約することが増えてきた今日この頃であります。
SFCでアップグレードが落ちてこないとお嘆きの皆さん、一緒にダイヤモンド修行を始めましょう。

