ANAダイヤモンド修行の一環でミラノに行って、エジプトを北上してきましたのでご覧ください。
ルクソール西岸
事実上2日目となります。
ご覧いただきありがとうございます。
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ありがとうございます。
今朝は昨日約束した7時半にタクシーの運ちゃんが迎えに来るので、それまでに朝食やら身支度やらを済ませなければなりませんが、実はルクソールは2連泊なので荷物も置きっぱなしで楽ちんです。
というわけで朝ごはん前の散歩がてらホテルのプールサイドでいい感じの写真を撮っていると、なにか見えてきます。

はい、気球です。
なんか知っています、これ。
日の出を見る気球ツアー。
参加しようとは思いませんが、見ている側としてはロマンチックと言えます。
そして気球とプールの見える席で朝食をいただきます。

詳しくはホテルの記事にまとめると思いますので気になる方はぜひご覧ください。
ヒルトンルクソールです。
そうこうしているうちに時刻は7時半となり、10分遅れて来た昨日から引き続きの運ちゃんとともにルクソール西岸「死者の街」へ向かいます。
メムノンの巨像
旅行記なので細かく伝えずどんどん行きたいと思います。
西側に渡し船で渡ってからタクシーを捕まえる場合もあるかと思いますが、1日チャーターなのでどこから乗っても料金は同じ。であればホテル前から乗るのがベターと言えます。
まずはメムノンの巨像(と気球)であります。

すぐ着きます。
もともとは神殿の入り口にあったはずの像であります。
朝は空いていますが午後は観光バスで大混雑でした。
アブシンベル経由で来ているので特に大きいとは感じません。
王家の谷
言わずと知れた王家の谷。



来て良かった。
想像のはるか上を行く素晴らしい遺跡でした。
ハトシェプスト女王葬祭殿
遠目は素晴らしいです。

入ってしまうと風化が激しいので王家の谷の王墓ほどの感動はありませんでしたが、ヒエログリフの美しさは格別でした。
それもまたここに来て自分の目で見たから分かることであります。
1000年以上前のものを、当時の様子を想像しながら見られることに感謝感激です。

ラムシウム(ラムセス2世葬祭殿)
必見の遺跡のひとつ。
当時の面影も無く風化は激しいですが規模、景観ともに類を見ないものであります。


セティ1世葬祭殿
王家の谷で最高額の拝観料だったセティ1世の葬祭殿。
ここは風化というよりも廃墟感すらある崩れようで、修復跡が目立ちました。
一方、深掘りのレリーフは美しく、誰もいないのでのんびりゆっくり遺跡を楽しむことができます。


メディネト・ハブ(ラムセス3世葬祭殿)
敬愛する偉大なファラオ、ラムセス2世の葬祭殿(ラムシウム)を目指して造られたとされる葬祭殿。
遺跡だけを見ればぜんぜんこっちの方が荘厳に感じるのはやはり崩壊と風化の具合によるところなのかもしれません。


造りや成り立ちは昨日見ることが出来なかったエドフ神殿と同じ感じと思えますが、時代的にはこっちの方が1000年近く昔にできたものであります。
歴史の勉強が足りないのは分かりきっているのですが、せめてエジプトの王朝とその時代くらいはもう少し記憶してから来たかったのが本音です。
エジプトに限らずローマ帝国周辺はだいたいいつもそう思いますので、いまから学ぼうと思います。
王妃の谷
なんと絶対見たいと思っていたネフェルタリの墓がクローズでした。
がっかりと安堵の両方が入り混じりました。
なぜ安堵かと言うとネフェルタリの墓の拝観料は2万円だからです。
日本の観光資源も見習うべきところと言えます。
2万はやりすぎな気がしますが。
ルクソールマック
西岸にはあと貴族の墓がありますが、そこまで貴族に興味もないのでスルーして昼ごはんにするため西岸はこれでおしまいとして東岸に移動します。
初めてのルクソール駅前です。
特に伝達すべきことはありません。
ランチはタクシーの運ちゃんにマックをご馳走して差し上げようと誘いましたが「俺マック嫌いやねん」ということで別々に食べることに。

マックの目の前はルクソール神殿。
贅沢この上ないランチであり、明後日はスフィンクスを見ながらケンタッキーの予定。
今から楽しみであります。
マックの価格帯はというとこれくらい。

ビッグマック単品で500円ほどでした。
ルクソール東岸
ランチを食べ終えたらそのままルクソール神殿へ向かいます。
マックからルクソール神殿は徒歩5分かからないくらいですが、間違えて隣のモスクに入ってしまいました。
意外と入り口が分かりにくいのかもしれません。

ルクソール神殿
満を持してお邪魔しました、ルクソール神殿。
これはこれで素晴らしいのですが、メディネト・ハブ(ラムセス3世葬祭殿)のあとに見ると少し見劣りするのは否めません。
こんな感じの神殿跡は見飽きてきたと言ってもよいと思います。

わたしにもっと知識があれば楽しめるはずですが、勉強不足が露呈するばかりであります。
夕方5時で閉まりますが、ライトアップされた神殿は綺麗であったことを付記しておきます。
ちなみにここルクソール神殿とカルナック神殿は大きく見れば一つの神殿という扱いであり、スフィンクス参道という道でつながっております。

カルナック神殿
ルクソール神殿をサクッと出たところでタクシーの運ちゃんと合流。
ルクソール神殿を擁する本殿であるカルナック神殿へ向かいます。
カルナック神殿はここルクソール神殿から3キロほどであり車で5分。

15時20分に到着したらタクシーの運ちゃんに「これからアスワンに帰るならそろそろ帰らないと遅くなっちゃうよね!」と気を遣って差し上げてバイバイ。
「チップは?」
というので、昨日夕飯ご馳走したやろ?と言って黙らせます。
2日間で150ドル近く受け取っておいてさらにチップはやりすぎであります。
さてカルナック神殿です。
入場する前にカルナック神殿の復元の様子が記録されたパネルがあるので先人に感謝します。
この復元作業は大変だったに違いありません。

そしてカルナック神殿に入っていきますが、とにかく広い。
そしてすべてが大きい。
何世代にも渡って王が増築を繰り返してきただけあります。



まだまだ復元作業が終わっていない部分も多く、たくさんの石たちが当時の形へ戻る日を待ちわびていました。

とにかく圧倒される遺跡、それがカルナック神殿。
これを見ないでエジプトに来たとは言えないだろうというほどの存在感でした。
ルクソールの夕陽
およそ2時間をカルナック神殿で過ごしたら時刻は17時30分。
タクシーの運ちゃんはもういないので、ここからは30分かけてホテルまで歩きます。
カルナック神殿を出たところに馬車やタクシーはたくさんいますが、歩かないと見えてこないものがあるので引ったくりにだけは気を付けつつテクテク歩きます。

ちょうど夕飯時ということもあってか、そこここで焼き立てパンを売っていたり、生きたニワトリをその場で絞めたり、なんなら牛1頭も慣れた手つきでそのまま解体されていました。
許可を得て写真を撮らせてもらいました。

小学生くらいの子が400ccくらいのバイクに乗っていたり、ロバで疾走していたりやはり街歩きは楽しいです。
楽しいですが、ここでなにか食べ物を食べる勇気は持ち合わせていません。
というわけでまっすぐホテルに戻って一息つきます。

ひと息ついているとキレイな夕陽を見ることができたので写真に納め、そのままプールサイドのレストランで夕飯を頂きました。
ホテルはエジプトポンドで支払えるので、ホテルのレストランとは思えない格安な料金でたらふく食べられました。


おわりに
朝から11時間ほどのフル稼働を終えたルクソール観光でしたが、すごい良かった!の一言です。
ほとんど心残りもありません。
あるとすればネフェルタリの墓ですが、エジプト素人が2万円も払う価値があるとも思えないので、いつかテレビで放送されたらじっくり見ることにします。
そんなわけで本当なら明日カルナック神殿を見るつもりが予定より早く見終えてしまったので、明日はここ数日の寝不足を解消してからデンデラへと向かおうと思います。
デンデラは保存状態の極めて良い神殿とクレオパトラのレリーフが見られるという場所であります。
楽しみです。
