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【ミュンヘン】オクトーバーフェスト2024に行ってきました|ビールを目的とするディズニーランドでした

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ANAダイヤモンド修行を兼ねてミュンヘンからフランクフルトへ弾丸北上縦断してきた際に本場のオクトーバーフェストを体験してきましたのでご覧ください。

バイエルン州全土がオクトーバーフェスト

ミュンヘンビールの祭典オクトーバーフェストでありますが、ミュンヘンがあるのはドイツのバイエルン州であります。

バイエルン州はドイツの南端オーストリア国境からドイツの中央ちょい下フランクフルトまで、ドイツの右下2分の1を占める広大な州でありますが、驚いたことにバイエルン州全土にオクトーバーフェストのお祭り感は伝播していて多くの人々がオクトーバーフェストの正装たるレーダーホーゼン(男性)を着用しているんです。

レーダーホーゼンとは革素材の短パンのことであります。

老いも若きもバイエルン州では男性はレーダーホーゼンで街を歩き、街のショップのショーウィンドウはレーダーホーゼンと女性の正装ディアンドルのマネキンが並ぶという状態で、彼らのオクトーバーフェストへの強い愛を感じずにはいられません。

言い換えると全市民を挙げての一大コスプレ週間であります。

オクトーバーフェスト会場

オクトーバーフェストは広大な会場で行われますが、会場の入口はミュンヘン中央駅からトラムで3駅の「Hermann-Lingg-Straße」か4駅目の「Holzapfelstraße」で降りたところから徒歩10分です。

このオクトーバーフェスト入口から会場の一番奥までは直線距離で1キロほどであり、規模としてはディズニーランドと同じくらいと考えてもらって差し支えありません。

この広大な敷地に数万人の人がいるので混雑具合も平日のディズニーランドと考えてもらって間違いないのですが、その目的はミッキーマウスではなくビールであることが大きな違いであります。

地図でいうと右端がトラム電停から徒歩で来た場合のメインエントランスで、ここから左方向(南方向)がメインストリート。
メインストリート沿いにはラージテント(と言っても巨大な倉庫といった感じ)が立ち並んでミュンヘンを代表するビールメーカーがしのぎを削り、その周りにスモールテントがわきを固めます。

スモールテントではちょっとしたゲーム(わなげ的な)や乗り物のアトラクションを楽しめるもの、プレッツェルなどのお菓子お土産などを販売するものまで多種多様なお店が並びます。

オクトーバーフェストのラージテント

オクトーバーフェストの会場にはラージテントが18棟あります。
18棟のうち6つがミュンヘンビールメーカーが直営で営業しているテントとなっていて、それはそれぞれがすべて巨大であります。

例えば数年前の横浜赤レンガのオクトーバーフェストの座席数が過去最多で3400席(屋外含む)であったとなっていますが、本場ミュンヘンのオクトーバーフェスト会場のラージテントのうち日本でも有名なミュンヘンビール「ホフブロイ」のテントはテント内だけで10,000人収容であります。

この規模のテントが18棟(平均すると8,000人収容くらい)あるわけなので、横浜赤レンガ会場が40個分程度と考えるとミュンヘンの規模感が伝わるかと思います。

そしてわたしが行ったときは雨が降ってきたこともあり、テント内に避難したい人で多くのテントが人数オーバーとなり入場禁止だったことを付記しておきたいと思います。

オクトーバーフェスト会場のアトラクション

オクトーバーフェスト会場にはビールや食べ物だけではなく、それがメインになってもおかしくないレベルのアトラクションが多数あります。

名前が分からないのですが「ぐるぐる回りながらバイキング的に振られるやつ」や「100メートル以上の高さで空中ブランコが回るやつ」や「フリーフォール的なやつ」そして観覧車などなど、日本の地方の遊園地なら主役だろうと思われるアトラクションが所狭しと設置されています。

もちろん利用するにはお金がかかりますが子供たちがじぃばぁと遊園地で、親は正装でビールという感じで3世代みんなが楽しめる雰囲気でありました。

本場のオクトーバーフェストは見るものか

日本でも都内や横浜赤レンガなどの大規模な会場にとどまらず、地方でもオクトーバーフェストと銘打ったイベントを多数行っています。

そういう私は毎年欠かさず赤レンガのオクトーバーフェストに参加するのですが、オクトーバーフェストといえばミュンヘンビールであり、ビールと言えば飲むものであります。

しかし本場オクトーバーフェストはちょっとひとりで行ってビールを飲んで生バンドを聴いて、という感じではありません。

現地のガチ勢がイスやテーブルの上に立って飲めや歌えの大騒ぎであります。

日本の場合も飲めや歌えの大騒ぎなわけですが、ビールはブースで買って座席に着くというタイプがほとんどな反面、現地ミュンヘンはレストラン方式であり席についてビールや食事を注文するとウェイター・ウェイトレスが持ってきてくれるタイプとなっています。

まず座れません。

ホフブロイハウス(3つ上の画像:ミュンヘン中央にあるホフブロイ経営の有名なパブ)に食事に行った際にも相席は当たり前であり、かつだれも席に案内してくれることはないので気合で座って気合で注文してきましたが、ここオクトーバーフェストでは無理でした。

もし座れたとしても注文できる気はしません。

そしてそれはどこのテントでも同じであり、せっかくの本場オクトーバーフェストでありましたが、見てきただけとなりました。

とはいえ残念ということは全くなく、十分すぎるほどにテンションは上がりますし生バンドはどこのテントもノンストップで演奏しているので、聞きなれたオクトーバーフェストの音楽もロックもフォークも堪能できます。

ドイツ語ができる方はしっかり参加してディープにオクトーバーフェストを味わうことができると思いますが、英語も曖昧なわたしにはこれでお腹いっぱいであります。

おわりに

前述のとおり途中からけっこうな雨が降ってきてしまい、すべてのテントを回ることもできなくなってしまいましたが、とにかく規格外のお祭りでありました。

ここにいることができただけで幸せであります。

が、また来よう!とは思わないのも正直なところであります。

帰り道にスーパーによるとオクトーバーフェストで提供されているらしいビールが売っていたので1.5ユーロで買い求め、静かに部屋でビールとケバブを頂きました。

おいしかったです。

そして同じビールをオクトーバーフェスト現地で頂くと15ユーロであることを思うと、これはこれでよかったと少なからず思ってしまうのが悲しいところであります。

週明けに気を取り直して赤レンガに行ってこようと思います。

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