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【旅行記】2025年ポルトガルに3.5泊の弾丸で行ってみました③|ANAダイヤモンド修行

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2025年5月、ANAダイヤモンド修行の一貫で往復48時間、実質3泊という弾丸でポルトガルのリスボン、シントラ、ロカ岬、カスカイス、ポルトに行ってきましたのでご覧ください。

DAY4

リスボンの日の出

おはようございます。

本日は4日目となりますが、ここからご覧の方は1日目とか2日目からぜひ見てみてくださいね。

さて今日はリスボンを出発して北へ約300キロ、ポルトガル第2の都市「ポルト」へ移動します。

昨日おいしいポキと湯船で復活したので、日の出前(6時前)に起きてポルトガルの朝日を拝みに行きます。

ありがたいことにホテルの眼の前がコメルシオ広場なので海岸までも徒歩3分であります。

方角的に水平線から日が昇るというわけではありませんでしたが、よく晴れたポルトガルの美しい日の出を見ることができました。

朝からリスボンに感謝です。

そして昨日の夜は「渋谷かよ」というくらいに混雑していたコメルシオ広場には誰一人いません。

「LISBOA」を撮りたいという人は早朝をおすすめします。

ひと通り日の出と散歩を楽しんだらホテルに戻って部屋の片付けを済ませて荷物(バックパック1個ですが)を持って朝食です。

Santa Apolonia駅

Pousada de Lisboa by SLHの朝食は1階レストランでいただきます。

立地的にも高級ホテルという部類になるかと思うので、レストランでは温かい卵料理やコーヒーなどを積極的に勧めてきてくださいました。

が、わたしは8時発の電車に乗らなければならないので急いでいます。

どれもこれもお断りしていると「せめてオレンジジュースだけでも」とおっしゃるのでお願いしたら我が意を得たりと用意してくれました。

フレッシュジュースというわけではなかったですが美味しくいただきました。

チェックアウトは朝食を食べる前に済ませているので、ごちそうさまをしたらホテルの前からバスに乗ります。

今から行く駅「Santa Apolonia駅」までは歩けない距離でもないのですが、ポルトで歩く歩数を考えたら足は温存しておいたほうが良いという判断であります。

というわけでバスに乗ってSanta Apolonia駅に着いたのは7時35分。

乗り遅れたくない気持ちが強すぎたようです。
これなら卵料理を頂けばよかったと思うのも無理はありませんが後の祭りです。

ポルト行きの電車がいるホームを確認したら電車に乗り込みます。

ここSanta Apolonia駅はポルト行きの始発駅なので出発30分前に着いてももう電車がいます。

列車は1等と2等に分かれていますが今回は長旅なので1等であります。

違いは席の広さと静かさくらい。

詳しくは別記事にしたいと思っています。いつか…

では出発進行。

ポルト

少し遅れて3時間10分後の11時10分「Porto Campanha駅」に到着です。

ここはターミナル駅なので特になにもありません。

そのままメトロ(地下鉄)に乗り換えて目指す目的地は「アルマス聖堂」であります。

アルマス聖堂

アルマス聖堂とか言ってますが、名前はさっき電車の中で知ったばかりです。

そしてそんなことがどうでも良くなるくらいの衝撃が目に飛び込んできます。

Porto Campanha駅で乗り換えたメトロを「Bolhao駅」で降り、地下からこのエスカレータを上って地上に出ます。

たったそれだけです。

3時間前までリスボンにいて朝食を食べていたはずなのですが、そんなことをすべて忘れる非日常感が全身を包みます。

ポルトいいかも。

テンション爆上がりですが、ここはいったん落ち着いて昼食を食べに行きます。

なぜなら観光すべきポイントが多すぎて時間がないからであります。

記事としても旅行記なので早足で進めます。

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cafe santiago

アルマス聖堂から徒歩5分ほどのところにある有名なお店「cafe santiago」。

なにで有名かというとポルト名物の「フランセジーニャ」という食べ物。

どんなものかというと、ステーキ肉とソーセージとチョリソーを食パンでサンドして、それをスライスチーズで包んでフランセジーニャソースというソースを掛けたとんでもないボリュームの食べ物であります。

ん?なにそれ。

率直に言って美味しい!というものではなくB級のローカル料理ですが、長崎と言ったらトルコライスというのと同じでポルトと言ったらフランセジーニャと言えます。

わたしがこのcafe santiagoに着いたのは11時40分であり開店まで20分ほどありましたが、すでに1組待っていて、わたしが並んだあとは大行列になっていたので大人気であるのは間違いありません。

Majestic Cafe

お腹が膨れたあとはゆっくり散歩がてらの観光をしたのですが、cafe santiagoから徒歩5分のところにも行っておきたいカフェがあります。

それが「Majestic Cafe」であります。

創業103年、歴史と由緒ある荘厳なカフェであります。

もちろん行列していますので並びます。

ティータイムに来たらのんびりお茶をする人で回転が悪いので午前中かお昼が狙い目であります。

並ぶこと15分、思った以上に早く席につくことができました。

Majestic Cafeにもポルト名物のフランセジーニャはありますが、前述のとおり美味しいものではないので高価なここで食べる意味はありません。

というわけで私がここで頂いたのがこちら。

ナタとエスプレッソです。

どちらもいたって普通でした。

当たり前ですがナタは焼きたてというわけではありませんし、エスプレッソも専門店というわけではないので当然です。

大切なのはそれではなく雰囲気と歴史であり、それだけで文句のつけようがありません。

100年前からここにあるお店でコーヒーを飲める、こんな幸せはなかなかないですから。

そんな幸せ気分で滞在すること30分、とサクッと退店しましたが。

セント・イルデフォンソ教会

続いて向かうのはMajestic Cafeから徒歩5分、セント・イルデフォンソ教会であります。

閉まっていたので外観だけですが、これもまたいい。

すでにアズレージョの美しい外壁に慣れてしまってきているのが怖いですが、とにかくいい。

Sao Bento駅

セント・イルデフォンソ教会からけっこうな坂を下ること10分、すり鉢状になった街の下部にあるのが「Sao Bento駅」周辺です。

この辺一体がポルトの歴史地区で最も栄えている場所のように見えます。

そしてSao Bento駅です。(時計がある建物)

この駅舎がまたいい。

外観ももちろんいいのですが、見るべきは構内のアズレージョであります。

さすが世界の美しい駅のひとつに数えられる駅であります。

1916年にできた駅とのことでありますが、年代が書かれたアズレージョには1978年と書いてあったので装飾はちょいちょい変わっているのかもしれません。

が、美しいことに変わりはありません。

そして駅直結でおしゃれなフードコート「Time Out Market」もあります。

そんなわけでここらへんは観光客がすごいです。

ガイア地区

さてSao Bento駅周辺の歴史地区に見どころが集まっているのでそっちへ行きたいのですが、坂が多く、見どころへ向かっていくと駅から離れてしまうのでいったんホテルにチェックインしてバックパックを置くためにドゥエロ川対岸のガイア地区へ移動します。

ガイア地区へはドゥエロ川を渡るだけなので徒歩でも行けるのですが、有名なドン・ルイス1世橋をまずはメトロで渡ってみたいということとバックパックが重たいのでSao Bento駅からメトロで1駅の「Jardim do Morro駅」まで乗って行きます。

メトロは上段と下段に分かれたドンルイス1世橋の上段を渡ります。

そしてご覧のとおりここを歩行者も渡れます。

日本じゃありえない安全対策ゼロの線路です。

素敵です。

「Jardim do Morro駅」はちょうど世界遺産(ポルトの街が全部世界遺産ですが)のセラ・ド・ピラール修道院の前にあり、ここから歩くのが面倒な人用ポルトの街を空中散歩したい人用にロープウェイが設置されています。

横浜のみなとみらいにも同じやつがあり、みなとみらいの方は「こんなの誰が乗るんだ?」と思っていましたが、なるほど観光客は足が棒なので積極的に乗るわけです。

かくして私ぶりぶりマイラーは往復のロープウェイチケットを購入し、空中散歩を楽しみつつきょうの寝床へ向かうのでした。

The Rebello an SLH Hotel

わずか5分のロープウェイを降りたらポートワインの醸造所やレストランが立ち並んだ通りをドゥエロ川沿いに5分ほど進み、街の喧騒から離れた場所まで来ると見えてきます。

「The Rebello an SLH Hotel」です。

このホテルを選んだ理由はひとつ、部屋からのこの景色です。

やべぇやつです。

チェックインだけしてすぐに街歩きに戻るはずだったのに、部屋と景色が最高すぎて部屋から出られません。

これはバカンスで来るべきところで、弾丸の観光旅行で選んではだめだったかもしれません。

無理くり気合を入れ直して外へ出ます。

Churchill’s Lodge

ホテルの裏に予約無しで入れるポートワインのワイナリー「Churchill’s」があったので、ノープランで行ってみます。

入口を入るとすでに6組ほどがあまり色気のない部屋で試飲を楽しんでいます。

メニューを見せられ、一番安い25ユーロのポートワイン3種セットを注文してしばし待つと、ポートワイン3種とグラス3つを持ってきてくれました。
当たり前ではありますが。

そして1杯ずつワインについて説明してくれて「さぁどうぞ」的な感じで3杯分進みましたが、ワインの説明を正確に把握できる英語力は持ち合わせていないのでなんとなく分かった感じでいただきました。

白ぶどうだけで作ったとか、10年小さな樽で寝かせたとかなんとかでしたが、高いものがやはり美味しい印象でありました。

しっかり酔いそうなので残してしまいましたが。

おつまみも別料金で頼める感じだったので、やはりバカンスで来てのんびり楽しむのが良いかもしれません。

ポルト大聖堂

飲み終わって時刻は16時。

さっき乗ってきたロープウェイの帰路分のチケットでトラム駅まで戻りますが、今度は歩いてドンルイス1世橋を渡って歴史地区に戻りつつポルト大聖堂へと向かいます。

16時30分、ポルト大聖堂に到着です。

こんな感じ。

そしてポルトのアズレージョを大胆に外壁に配したこれまでの教会と異なり少々地味に見える外観からは想像できない美しさが大聖堂の中で待っていました。

事前知識無しで来たのでめっちゃ感動です。

なんかポルト、良いとこしかないです。

歴史地区その他

ポルト大聖堂のあとは「ボルサ宮殿」「モンヌメント・デ・サン・フランシスコ教会」「レロ・イ・イルマオン」「カルモ教会」「クレリゴス教会」を外観だけ楽しんでポルト歴史地区観光を終えました。

なぜ外観だけかというと、教会と宮殿はとにかく値段が高い。

ちょっとそこまで払いたくないわー、という気持ちが勝ったので心に従います。

そして「レロ・イ・イルマオン」は世界一美しい書店として有名のようでありますが、めちゃめちゃ混んでいます。

この混雑を避けるにはやはりマネーの力が必要なので外から「チラッと」みて良しとしました。

ほぼ見えませんが。

わたしもポルトに2泊くらいしていたら並んででも見ただろうとは思いますが、明日の朝には帰りますしもう18時ですし。

というわけで歩いてホテルへ戻りつつ夕飯を考えることとしましょう。

おわりに

てくてく歩いて戻る途中、素敵なウェディングフォトの撮影をしていました。

そりゃ撮りますよね、ここで。

なんとなく幸せのお裾分けをいただいて引き続き夕飯を考えながら歩いているわけですが、まず行こうと思っていたレストランが今日は休みです。

なので諦めてプランBです。

今日のホテルは冷蔵庫の中のワインもクラフトビールも無料なのでテイクアウトで買って景色最高の部屋で食べることにします。

が、テイクアウトできる店がイマイチわかりませんし、おしゃれなので高そうですし、土地柄シーフード推しですが気分ではありません。

そうしていたらホテルの裏手に汚い(失礼!)ケバブ屋さんがあったので、私の中では安定のテイクアウトケバブに落ち着きます。

ビールとも合いますしね。

こうして4万歩超歩いたポルトの1日は最高の夜景を望むテラスで更けていくのでした。

明日は電車で来た今日とは違い、一気に飛行機でリスボンまで戻ってドイツ経由で羽田へと帰ります。

旅行記で一番人気のない最終日でありますがどうぞよろしく。

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