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【旅行記】ドイツロマンチック街道弾丸北上の旅④|ニュルンベルク・バンベルク・ヴュルツブルク・フランクフルト

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2024年9月末、ANAダイヤモンド修行の一環で本場ミュンヘンのオクトーバーフェストに行くこととノイシュバンシュタイン城を見ることを主目的として弾丸日程で南ドイツはバイエルン州に行ってきましたのでご覧ください。

ここからご覧の方はDAY1からぜひどうぞ。

DAY4 ニュルンベルクからフランクフルト

9月の記事を12月に書いていることにびっくりしておりますが、やっとDAY4です。
ご覧いただきありがとうございます。

前日のミュンヘンからニュルンベルク強行スケジュールで気絶するように寝落ちて数時間後の朝6時、今日も元気に旅を続けます。

ニュルンベルク城の映えスポット

ミュンヘンもそうでしたが、ハンプトンbyヒルトンの朝食も含めてドイツの朝食は総じて普通に美味しいです。

私ぶりぶりマイラーの旅は弾丸日程ということもあり食事にこだわることがめったにないため、昼ごはんも夕飯も適当に済ませることがほとんど。
したがってホテルの朝食ブッフェは一日の栄養をフルで摂取する必要がありますが、前回のノルウェー弾丸縦断では朝食が始まる前にチェックアウトすることがほとんどで常に飢えていたので、今回のドイツロマンチック街道旅行はかなり贅沢と言えます。

さて8時、朝食をがっつり食べたらサクッとチェックアウトしてニュルンベルク城へ向かいますが、ニュルンベルク城のオープンは9時なので昨日下見して土地勘ばっちりの街を散歩しながらの行程です。
あいにくの雨ではありますが。

ニュルンベルク城がオープンするまでの間にいくつかの教会にお邪魔して今回の旅が安全に進んでいることに感謝します。

9時5分前にニュルンベルク城に到着すると、数人並んでいる状態でしたが9時ちょうどにお城オープン。

受付の方に「渡り廊下に行きたい」と伝え
「どうやったら行ける?」
「ここに行くにはいくらかかる?」と聞くと

「ここはお城の庭園だから入館料はかからない」とのこと

「え?ただ?」

「無料よ!」

そして受付を出たところにあるお城の模型まで来てくれ「ここからこう進んでこう行ってこうよ」と親切に教えてくださいました。

親切に教えてくださったのですが多少迷ったのは内緒です。

それなら昨日の夕方の時にも写真が撮れたのかもしれないと考えましたが、昨日もこの庭園には来ており、その時には渡り廊下への道は閉ざされていたはずです。

どちらにしてもここまで来ることができ、自分の目で見ることができて感無量です!

ありがとうございます、これが撮りたかったニュルンベルク城の写真です。

世界遺産の街バンベルク

見るべきものを見たら電車の時間に間に合うようにぷらぷらしながら駅に向かいます。

乗るべき時間は10時20分、向かうべき場所は世界遺産の街バンベルクであります。

タイミングよくICE(高速鉄道)に乗れればバンベルクまで35分くらいで着きますが、わたしの乗りたい時間にはなかったので60分の乗車時間となる急行電車での移動の予定でした。

ところがこの列車は急遽運休。

そしてその次の列車も運休。

さらに次の列車は乗車ホームが変わるらしい。

もうよく分かりません。

分からないときは聞く。というわけで来た列車の運転手さんに聞きますが、ドイツ語なのか英語なのか分からないレベルで聞き取れないでいるとめっちゃ怒鳴られました。

が、怒鳴られたおかげで聞き取れました。

ミドル・オブ・トレインでした。

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列車の半分から後ろだけバンベルクへ行くという意味で、以前ベルギーで味わっていなかったら分からなかったかもしれません。

こんな感じで朝から出鼻をくじかれましたが、12時ちょうど世界遺産の街バンベルクに無事到着です。

バンベルク旧市街

バンベルクの駅から世界遺産に指定されているバンベルク旧市街までは少し歩きますが、バスやタクシーを利用するほどではなくみんなてくてく歩いています。

街並みは歩かないと見えてこない部分が多いですからね。

そしてここバンベルクで見るべきものは旧市街にあるバンベルク大聖堂と旧市庁舎であり、味わうべきは500年以上前から変わらずにここバンベルクで作り続けられている「ラオホビール」であります。

到着が遅くなってしまったことで今はもうお昼時。
混雑してラオホビールを味わえないまま帰るという選択肢はないので、まずは1405年からここにあるというラオホビールの醸造所でその歴史の片鱗を味わいます。

ここが今日の昼食でもあるので有名なショイフェレという豚の骨付き肉ラオホビールソースを注文。
本場のザワークラウトが添えられた一品は正直おいしいのかどうかよく分かりませんでしたが、ボリュームがあって時間の足りないわたしには食べきれない量でした。

そして本命のラオホビールはというと超絶美味しかったことをここにお伝えしておきます。

ヱビスの黒に似ている感じでした。

昼食を終えたらあとは旧市庁舎やら大聖堂やらであります。

それぞれサクッと拝見したらまた駅まで走ります!

ヴュルツブルク

13時半、無事にヴュルツブルク行きの電車に乗り込みました。

結果としてバンベルクの滞在時間は1時間半だったのですが、食事の時間が30分以上あったので街を散策していた時間は実質4,50分程度だったことになります。

昨日のネルトリンゲンの滞在時間と同じであります。

長居するところでもありませんが、ちょっと短すぎる気がしている間にヴュルツブルクに到着。

駅前からして美しい街です。

ロマンティック街道の起点 ヴュルツブルク

バンベルクからヴュルツブルクまではICE(高速鉄道)で1時間であり、ここヴュルツブルクこそがロマンティック街道の起点と言われる場所であります。

ここが起点で終点がノイシュバンシュタイン城のあるフュッセンの街。

わたしはその逆、フュッセンからのスタートでしたがこれにてロマンティック街道を踏破しました!
だいぶショートカットしていますが。

この街(ヴュルツブルク)がまぁ素敵で、私としてはここから出発しなくてよかったと思う反面、最後にノイシュバンシュタイン城が待っているという南下ルートも捨てがたいと思うわけであります。

要するにどちらからスタートしても完全に満足のいく旅になること請け合いと言えるのがロマンティック街道なんだろうというわけです。

ミュンヘンだけが残念な街(個人の感想)ですが。

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マリエンベルク要塞

そしてここヴュルツブルクには見どころも満載です。

ヴュルツブルクと言えば世界遺産たるヴュルツブルクのレジデンツがもっとも有名であることは間違いないのですが、見どころとしては街のシンボルであるマリエンベルク要塞も見逃せません。

まずはここマリエンベルク要塞まで駅からバスで向かいます。

来てみましたが、どうということはありませんでした。

が、来たことに意味があるので気にしません。

次の目的地はここから見下ろせる旧マイン橋であります。

けっこうな高台にいるので頑張って下る必要がありますが、旧マイン橋からのマリエンベルク要塞がまた素晴らしい!

さっきまであそこにいたという事実が素晴らしさを2割増しにしていることに議論の余地はありません。

富士山に登る前と後で見え方が変わるのと同じやつです。

そして混雑もひどい!

これがオーバーツーリズムというやつに違いありません。

私自身もその一員であり複雑な心境になってしまいそうになりますが、どうやらこの橋の上でシャンパンを飲むのが映える行為という共通認識の人たちの集まりであります。

わたしはそっち側の人間ではないので早々に橋の上を退散しますが、ここで商売をしている人にとっては千客万来であり、住人にとっては過剰密集であるという難しい問題なのが容易に想像できます。

京都も浅草も大変なんだろうと思います。

世界遺産 ヴュルツブルクのレジデンツ

旧マイン橋を通り抜けたところにあるしれっと素敵な教会に立ち寄りつつ、15分ほど歩くとヴュルツブルクのメイン「レジデンツ」が目の前に広がります。

チケットを買って荷物を預けたらいざ見てまわります。

撮影が禁止されているところがあるので写真はあまり撮れませんが、宮殿の中はというとひと言で言ってミュンヘンレジデンツと似た感じを大きくした感じ、であります。

わたしはこういった様式美などの造詣が深くないので似たり寄ったりという感想を抱き、その後の電車移動中などに調べてみて「あ、あれはこういうことだったのね」となるタイプなのですみません。

そしてどちらかというと私的にはミュンヘンレジデンツのほうが好みでした。

参考になりませんがわたしの滞在時間は20分ちょいでした。

ホーフ教会

そんなヴュルツブルクレジデンツに併設される形で鎮座するのがホーフ教会であり、こちらも世界遺産です。

ヴュルツブルクレジデンツの出口から中庭を横切って教会に入るため教会という感じは皆無ですが、中身がすごい。

とにかくすごい。

これしか言いようがありません。

さすがは司教の宮殿であります。

ガルミッシュ=パルテンキルヒェン近くにあった世界遺産の教会「ヴィース教会」の内部もすごかったですが、こちらは装飾だけでなく素材の美しさなど違う意味ですごいです。

さすがロマンティック街道の起点であります。

フランクフルト

14時半に到着したヴュルツブルクの街をひととおり満喫して駅まで「走って」戻ってきたのが16時55分ですが、電車の到着は25分遅れとのこと。
せっかく走ったかいがありませんが運休よりはマシと言えます。

最後のICEに1時間乗ればいよいよ最終目的地「フランクフルト」に到着です。

陸路で来たのは初めてであり、美しい駅舎に感激します。
「世界の車窓から」ではありませんが、電車の旅は到着地の駅舎も楽しみのひとつなのかもしれません。

アントウェルペン駅とかやばいですし。

フランクフルト駅から乗り換えて数駅行くと本日の寝床ヒルトン フランクフルトに到着であります。

前回フランクフルトに来たのはノルウェー帰りの乗り継ぎで、ルフトハンザの特大遅延によって帰りのANA日本行きに乗れなかったためであります。

その時は23時過ぎにホテルに到着したため完全に寝るだけでしたが、今回は予定通りの19時到着であります。

ヒルトン フランクフルト

到着時にレセプションにいたのは前回のノルウェー遅延事件の時に対応してくれた青年で、アジア人の一人旅がめずらしいのかわたしを覚えていてくれました。

そういうわたしも青年を覚えていたのでチェックインが顔パスでスムーズでした。

たいして英語を話せないのが悔やまれます。

そうして用意してもらった部屋は前回と同じくジュニアコーナースイートであり快適至極。
バスタブもあるので後でじっくり浸かりたいと思いますが、今回19時に到着したのは前回行けなかったエグゼクティブラウンジを見てみるためであります。

食べ物も飲み物もたいして充実していませんでしたが来れてよかったです。

一杯ビールを引っかけたら(2杯飲みましたが)ほろ酔い気分でマイン川沿いまで夜のお散歩に行って本日はおしまいとします。

おわりに

フランクフルトのマイン川沿いと言ったら鉄の橋であります。

鉄でできているから鉄の橋であり、それ以上でもそれ以下でもありませんが、それよりも途中で撮ったメルセデスのビルの方が綺麗だったのでこちらを載せます。

近代的な街の夜景を久々に楽しんだらレーマー広場を通ってホテル方向に戻りますが、いかんせん夕飯を食べれておらずどうしようかと右往左往していたところ、ショッピングモールの地下にスーパーがあったのでそこで弁当でも買おうかと思い入ってみたところ大混雑。

あきらめてスーパーの隣のチョップサラダ屋さん的な店でチキンサラダ的なものを買って部屋で頂くこととします。

特別おいしくはなかったですが食事にありつけてなによりでした。
感謝感謝。

今日も当たり前に疲れていますが、明日の自分のためにきちんと洗濯をしてから床につきます。

今日の移動距離はざっくり240キロ。
明日はフランクフルトの美術館を楽しんでから帰路に着きます。

部屋と調度品が良いとビールも映えますね!

ありがとうございました!

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