ANAダイヤモンド修行を兼ねて、ベルギー、オランダ、スウェーデンに行ってきましたのでご覧ください。
ブリュッセルノードの治安とダブルツリーブリュッセル泊
リエージュを予定通り出発してから50分、ブリュッセルノード(ブリュッセル北)駅に到着です。
このページからご覧頂いている方は第1回からもぜひご覧ください。
ブリュッセルノードには夕方18時過ぎに到着でありますが、日の入りは19時半でありまだ明るい時間です。
ですが、駅前からして雰囲気がよろしくありません。
暗い時間帯、海外慣れしていない人、荷物の多い人などはブリュッセルノードではなくブリュッセル中央駅を積極的に利用したほうがいいかもしれません。
そんなブリュッセル北駅からブリュッセル中央駅方面(南方向)に歩いて10分くらいのところが今夜の寝床、ダブルツリーブリュッセルであります。
近くに食事が出来るところがほとんどなく、イートインで食べようと思うとブリュッセル中央駅方面に歩かなくてはならないようであり、ルクセンブルグ、リエージュと散策してきた身としては少々きついので、近くでスーパーを探すこととします。
ブリュッセル地元民御用達、スーパーProxy Manhattanプロキシーマンハッタン
ホテルから、今度は西方向に3分ほど歩くと読めない地下鉄駅rogierがあります。
駅の目印は特徴的な屋根のスタバであります。
まぁスタバが作った屋根というわけではありませんが。
スターバックスを過ぎてまた3分ほど歩くと、プロキシーマンハッタンがあります。
まいばすけっとより広く、大きめのドラッグストアくらいと言ったところであります。
まさにスーパーマーケットであり、野菜、果物、お惣菜、生鮮品に日用品まですべて揃っていて、ブリュッセルっ子の日常使いのお店という感じであります。
やはりというかベルギービールは充実しており、1本から買うことが出来ますが、RTD(レディートゥードリンク)すぐ飲めるように冷えているものは限られます。
お店は20時までであり、私ぶりぶりマイラーが入店したのは19時過ぎのため、総菜やサンドイッチといったものは割と品薄でありましたが、とりあえず今日の夕飯的なものは無事に買うことが出来たので良しとします。
本当は温かいものが食べたいのですが、部屋にも店にもレンジが無いので仕方ありません。
なお、買い物かごがあるのですが、この買い物かごは旅行用のスーツケースのようにガラガラと引くタイプであったことが面白く特筆すべきことでありました。
それともうひとつありました。
寿司が売っているのですが、その横にはなんとジャパニーズスタイルの「割りばし、しょうゆ、わさび、そしてガリまで」がご自由にどうぞと置いてあったのにはびっくりすると同時に、誰の発案なのか気になりました。
会計するセルフレジはどうやらいつも使用不可らしく、めちゃくちゃ混雑したレジに並んで会計を済ませますが、袋というものはなく、必要であればエコバッグを買うことになります。
エコバッグは良心的な80セントであり、しっかりした作りです。
街中で持っている人も多いので、市内のスーパーでは共通のものなのかもしれません。
部屋に戻って翌日の身支度をしていたら、日本から持って来ていたエコバッグ見つけましたが。
ベルギー王立美術館|ブリュッセルのトラム、クレジットカード使えない問題
翌朝、朝食はいつも通りホテルで頂き、朝食後には朝日を拝みに外に出ましたが、寒すぎてすぐに撤退であります。
支度は前夜に済んでいるので、ささっと9時にはチェックアウト。
土曜日のため11時からオープンのベルギー王立美術館の開館待ちの間にブリュッセル王宮やブリュッセル最高裁判所を見るため、ホテルから歩いて10分ほどのトラム停留所に向かいます。
前日はルクセンブルグにて無料でトラムに乗っていたため不思議な感覚でありますが、支払いの準備をしてトラムを待ちます。
トラムは10分ほどして、やっと来ました。
ブリュッセルではIC、いわゆる普通の電車にしか乗っていないのでクレジットカードやスマホ(グーグルペイなど)で乗れる確証がありませんでしたが、トラムを運行している会社のウェブサイトにはクレジットやスマホが利用できる旨書いてありましたし、最近訪れている諸外国でも「パリ以外」ではクレジットカードやスマホで乗れるので安心しておりました。
が。
が、使えません。
クレジットカード、もちろんVISAでありますが、も、スマホも反応しません。
もう乗ってしまっているので焦ります。
運転席は隔離されており、運転手さんに声掛けできません。
仕方なくひと駅乗り、いったん降りて運転手に聞きます。
「あぁ、この車両は使えないけどいいよ。」だそうであります。
非接触決済が使える車両と使えない車両があるようであり、現金も現地のSuica的なカードも持っていないわたしはただ乗りさせていただくことになり恐縮であります。
非接触決済の端末は乗ってすぐのところに付いていて、地元の人は普通に利用しているので、どの車両が使えてどの車両が使えないのかは乗ってみるまで分かりませんのでお気を付けください。
運転手さんのご厚意に預かりホテル付近の「Botanique」から最高裁判所目の前の「Poelaert」まで一気にトラムで移動し、そこからホテル方向に戻る形で歩きながら散策します。
最高裁判所は工事中でありましたが、途中「王立音楽院」「ノートルダムサブロン教会」「サブロン公園」「エグモン宮、エグモン公園」「王宮」「王室図書館」「モンデザール庭園」「芸術の丘」を散策しましたがまだ10時半であります。
このとき芸術の丘がブリュッセル中央駅至近、一昨日宿泊していたヒルトンブリュッセル付近であることに気づき、やはりこちらに泊っておけば良かったかもと思ったりもしましたが、ブログ的に違うホテルの方が良いに決まっていると言いきかせます。
10時40分、王立美術館に戻ってみると若干並んでいます。
することも無いのでわたしも並び、開館を待つこととします。
ベルギー王立美術館|3つの美術館からなる構成
時刻は11時きっかり。
土曜日だからか、けっこうな行列が出来ていますが、開館時間はきっちりしています。
混んでいるから早めに開けよう、とかはありません。
わたしは先頭から3メートルくらいのところに並んでおり、11時05分に中に入りました。
入ると右手に有人のチケットカウンター、左手にセルフ発券カウンターがあり左手に進みます。
事前に買っている方は有人カウンターです。
王立美術館の構成
そもそも王立美術館は以下の3つで構成されています。
- オールドマスター(巨匠)
- 世紀末
- マグリット
この構成とチケットの名称が違うので、私が購入するときにかなり混乱しました。
長くなるので王立美術館のチケットの買い方、入り方、注意事項については別記事とさせてください。
ベルギー王立美術館の所要時間
完全に個人差であり、ひとつの目安として頂けたらでありますが、わたしの場合でぴったり2時間でありました。
ほぼ開場と同時に入っていますので混雑はしていません。
基本的にすべての作品を目に入れることはしますが、歩きながらです。
気に入った作品、有名な作品では立ち止まり、しばらく凝視します。
その中でも感銘を受ける作品の前では、椅子に座ってボーっとします。
今回で言うと「ミュシャ」と「ルーベンス」でありました。
こんな感じで2時間であり、自分でもかなり早いほうだと思います。
王立美術館はクリアファイルの殿堂
わたしは海外のお土産、とくに美術館のお土産はクリアファイルと決めています。
バッグパック1つで動いているので、かさ張らず軽く壊れず溶けず手荷物検査で引っ掛からないクリアファイルは完璧であります。
クリアファイルが売っていない地域や場所もあり、その場合は何も買わないのですが、ここ王立美術館には数十種類のクリアファイルが売っていました。
これは前代未聞であります。
今日の王立美術館には展示していない作品のクリアファイルも売っていましたが、それはわたしは買わないので気にしません。
いないと思いますが、絵画のクリアファイルをお探しの方はぜひ王立美術館へ足をお運びください。
ブリュッセル中央駅からアントワープへ
分かりもしない芸術を堪能したら、芸術の丘を通ってブリュッセル中央駅に向かいます。
朝から王立美術館まででスマホのバッテリーがだいぶ減っているので、ブリュッセル中央駅のスターバックスで充電がてらサンドイッチでも食べようと考えます。
王立美術館にどれくらいの時間滞在するのか分からなかったこともあり、何時までにアントワープに行かなければならないということはありませんので、時間も気にせず写真を取りながら歩きます。
13時に王立美術館を出て、13時10分にブリュッセル中央駅に到着。
駅ナカのスタバでサンドイッチとグランデ・ラテを買い、充電しながらアントワープ行の電車を調べますと、13時24分発であります。
しかし今が13時24分でありこれはさすがに間に合いません。
その次が13時31分なので、充電はほとんどできませんし、まだサンドイッチも食べていませんが、これに乗って電車の中で食べることとします。
パンを食べ、カフェラテを飲みながら移動すること52分、世界一美しい駅アントウェルペン中央駅に到着であります。
さっきまで王立美術館で美に触れていましたが、それを忘れてしまうほどの圧倒的造形美は次のページに続きます。