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クレイドルマウンテン=セント・クレア湖国立公園|アクセス・ホテル・所要時間・シャトルバスについて

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旅行記のとおりタスマニア島クレイドルマウンテン国立公園に行ってきましたので詳しくお伝えします。

クレイドルマウンテン‐セント・クレア湖国立公園の位置

クレイドル山‐セント・クレア湖国立公園はタスマニア島の北西部から西部にかけて広がる広大な国立公園で、国立公園への入り方としては公園の北部と南部からの2か所です。

しかし、南部からの入口はクレイドル山には通じておらずセントクレア湖周辺を目的とする人向けの入口となりますのでご注意ください。

今回は北部からの入口、すなわちクレイドル山に通ずる入口を利用して進みます。

ホバートからクレイドル山へのアクセス

シドニー・メルボルンから空路でタスマニアに入る場合、ホバート空港を利用することになると思います。

ホバート空港については旅行記|モデルコースを参照頂くとして、ホバート市街地からクレイドル山へのアクセスはレンタカー一択であります。

タスマニア島北部のローンセストン空港を利用できる場合はクレイドル山日帰りツアーが利用できます。
下の画像のようなクレイドルマウンテン単体をダブ湖から見たいだけ、という場合は日帰りで十分楽しめると思いますが天気が良いとも限らないので最低1泊がおすすめです。

レンタカーを利用したホバートからクレイドル山へのアクセスと所要時間

タスマニア島の3月の日の出の時刻はだいたい7時で朝はめっちゃ寒いです。
わたしの場合6時50分頃に宿(Doctor Syntax Hotel)をチェックアウトをして7時にホバートっぽい海辺で朝焼けを撮影したら、一路クレイドル山に向けて出発。

ホバート市街地は信号がありますが、ホバート市街を出て5分もすると信号が一切なくなりラウンドアバウト方式の交差点のみとなります。

これがまた方向が分かりづらく3回ほど進むべき道を間違えましたが、道を間違えるのも旅の楽しみと割り切って楽しみます。

クレイドル山への道程のうち前半8割は基本的に無料の高速道路っぽい道路(ほぼ片側1車線)をひた走るだけであり難解なことはありません。
後半の2割、すなわちクレイドル山に近づくにつれだんだん山道となりますが、目的地まできっちり舗装されているのでそこは安心です。

ただクレイドル山に近づくにつれ、それまで約1キロごとにあった「ワラビーの亡骸」は数十メートルおきになってきますのでお気を付けください。
とくに夜間の運転はしないほうが賢明です。

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今回わたしはホバートからタスマニア北端のデボンポートに寄り道をしてランチを食べてから南下、クレイドル山に向かいましたが、そのランチ時間以外の休憩はなしで所要時間6時間半かかりました。

ランチ休憩時間はきっちり1時間だったので、移動にかかった時間は5時間半ということであり、これは東京-京都の移動時間と同じであります。

東京-京都間をまれにワラビーが飛び出してくる 信号と中央分離帯のない片側1車線の一般道を110キロで走行できない!という人は、ホバートからクレイドル山へのルートはあきらめたほうが良いかもしれません。

タスマニアの人たちは車の速度にかなりきっちりしており110キロの道を100キロで走っているとあおられ、逆に工事中などで40キロ制限がかかっているときっちり40キロで走行するので遅すぎると感じます。

ちなみに反対方面、クレイドル山からホバートへの帰り道では急いでいたこともあり、工事区間(40キロ~60キロ制限区間)以外は110キロ~120キロで走行、休憩なしで所要時間は4時間15分でした。

クレイドルマウンテン国立公園付近のホテル

クレイドルマウンテン・ワイルダーネスビレッジ

クレイドル山は広大な国立公園内にあり、国立公園に入るためには公園入口のビジターセンターでチケットを購入する必要がありますが、このビジターセンターの道を挟んだ向かい側のところにホテルが2か所あります。

1,クレイドルマウンテン・ワイルダーネスビレッジ

2,ディスカバリーパークス クレイドルマウンテン

「1」のクレイドルマウンテン・ワイルダーネスビレッジは、ホバート方面から来ると「2」のディスカバリーパークスの少し手前にあります。

手前にあるということは「2」ディスカバリーパークスと比べてビジターセンターまで少々遠くなるということであり、歩いてビジターセンターに行くとなると少々疲れるということであります。

グーグルマップで調べると「1」ワイルダーネスビレッジからビジターセンターまでは徒歩10分と出てきますが、これはホテルのレセプションからビジターセンターまでの時間であって、ホテル敷地内の奥のほうの部屋(コテージ)が自身の部屋だった場合、部屋からレセプションまでが徒歩10分以上かかることを覚悟しておきましょう。

そんなクレイドルマウンテン・ワイルダーネスビレッジはクレイドルマウンテン国立公園ビジターセンターの約1キロ手前にあり、ホバートからの道を車で走っていると右側に看板が出てくるのですぐにわかります。

看板を曲がって坂を上っていくと少しだけ開けたところにレセプションがあります。

レセプション前に車を停めて予約していることを伝えれば自身の部屋(小屋)の鍵をもらえるので、再び車に乗り込んで部屋(小屋)まで移動する流れです。

ホテルというよりも敷地に小屋が点在しているリゾートっぽい宿泊施設であり「2」ディスカバリーパークスと比べると高級路線と言えます。

そして料金も若干高級路線であり、わたしが検討していた時(2024年3月)で1泊35,000円(1AUドル=95円)でした。

とにかく予約がすぐに埋まるので、早め早めに予約することをおすすめします。
(記事執筆時点で1か月先までほぼ空きなし)

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ディスカバリーパークス クレイドルマウンテン

ディスカバリーパークス クレイドルマウンテンはビジターセンターから徒歩7分ほどのところに位置しますが、これもまたレセプションまでの時間であり、レセプションから部屋(小屋)までの時間は場所によって異なります。

わたしは今回このディスカバリーパークス クレイドルマウンテンの1室を寝床として利用しましたが、わたしの小屋からレセプションまでは徒歩8分ほどでしたので、部屋からビジターセンターまでは徒歩15分ほどかかっています。

そんなディスカバリーパークス クレイドルマウンテンも道路沿いに看板が出ていますので迷うことなく到着します。
看板を曲がって坂を上がっていくと売店を兼ねたレセプションがあるので、小屋の鍵をもらって車に乗ったら小屋まで移動して完了であります。

ここはリゾートというよりもキャンプ場といった風情であり、テント用スペースあり、キャンピングカーあり、ドミトリーありの多様な施設であります。

そういう雰囲気のため価格はクレイドルマウンテン国立公園近辺の最安であり、寝れれば良いという人や一人旅の人にとってはここ一択と言えます。

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【安宿検証】タスマニア島クレイドルマウンテン国立公園|ディスカバリーパークス クレイドルマウンテンDiscovery Parks – Cradle Mountainに泊ってきました
タスマニア旅行記とクレイドル山国立公園の記事で書いたディスカバリーパークスクレイドルマウンテンに泊ってきましたのでご覧ください。 クレイドルマウンテン国立公園 ディスカバリーパークスクレイドルマウンテンはクレイドルマウンテン国立公園の入り口...

クレイドルマウンテン国立公園内のホテル

ペッパーズ・クレイドルマウンテン・ロッジ

先にあげた2つはクレイドルマウンテンビジターセンターまで徒歩圏の施設ですが、クレイドルマウンテン国立公園の中に泊まれるホテルもあります。

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それがペッパーズ・クレイドルマウンテン・ロッジであり、ここはちゃんとしたホテルであります。

クレイドルマウンテンビジターセンターから国立公園内を走っているシャトルバスに乗って5分ほど、1つ目の停留所近くにあるこのホテルは完全に高級であり、最低でも1泊1室5万円~という価格帯です。
2名であれば多少は救われますが、わたしのように1名利用の場合は1室料金は無理があります。

しかしそこは国立公園内に位置する高級ホテル。

わたしはこのホテルの近くでウォンバットを間近で見ることができました。
どれくらい間近で見ることができたかというとこれ↓くらいであります。

夜行性の動物たちに会うには夕方以降に国立公園内にいれば確率が上がるので、このホテルに滞在すると相当な確率でウォンバットに会うことができると思います。(動物の2メートル以内に近づくことは禁止です)

わたしはラッキーなことに滞在中2回(1日目と2日目に)ウォンバットを見ることができましたが、見たのは2回とも14時過ぎだったのは不思議です。

ちなみに、この高級ホテルに泊まったからと言ってクレイドル山が見えるわけではありません。

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クレイドルマウンテン・ビジターセンター|駐車場と料金とバス

クレイドルマウンテン=セント・クレア湖国立公園のうち、ここクレイドルマウンテン部分は素敵な雰囲気のビジターセンターを起点として進んでいきます。

ビジターセンターの駐車場

ビジターセンターには広大な無料駐車場があります。
前述の宿に宿泊している場合は部屋(小屋)に車を置いたままビジターセンターまで徒歩で来ることができるので駐車場は使いませんが、チェックアウトした後はビジターセンターの駐車場に車を停めることになります。

感覚的には10時~14時くらいが混雑する時間と感じますので、チェックアウト日には早めにチェックアウトをして車を駐車場に移動したほうが良いかもしれません。

14時頃でこんな感じ↓

翌朝8時頃の駐車場はこんな感じでした↓

ペッパーズ・クレイドルマウンテン・ロッジの場合は国立公園内であるホテルに車を停めるので駐車場は利用しません。

また、ビジターセンターの駐車場内にはセルフガソリンスタンドが併設されているので安心です。

クレイドル山のチケット料金

チケットはビジターセンターで購入します。
わたしはほぼなにも調べずに現地に行ったこともありチケットを現地で購入しましたが、ネットではクレイドル山以外のチケットのみの販売なので基本的には現地で購入するのが一般的です。

購入するチケットの種類はざっくり以下のとおりです。

・デイリーパス(自家用車・レンタカー)
・デイリーパス(シャトルバス)

タスマニアにあるすべての国立公園に入場(有効期間2か月)することができるパークパスも販売されていますがここでは詳しく触れません。
3日以上クレイドルマウンテンに滞在する場合はこちらのタイプのパスをご購入ください。

デイリーパス(自家用車)

シャトルバスが走っていない時間にのみ自家用車で国立公園内を走行できる24時間有効のパスです。
シャトルバスが走っていない時間は以下の通り。

・夏時間(10月1日~3月31日):18時から8時
・冬時間(4月1日~9月30日):17時から9時

料金は車の入場料が44.75AUドル/1台、車に乗っている人の入場料が22.35AUドル/1人です。
車1台で2人が入場する場合は44.75+22.35×2=89.45AUドルということになります。

多くの人が目的地とするダブ湖の駐車場は駐車可能台数が9台であり、自家用車のデイリーパスを購入できたからといって必ず停められるわけではありません。
また夜間は野生動物が活動する時間帯であるため、国立公園としても極力自家用車は避けてもらいたいと記載しています。

デイリーパス(シャトルバス)

ほとんどの人が利用するのがこちらのタイプで、シャトルバスの料金が含まれた24時間有効のチケットです。

わたしのように朝イチでホバートを出てクレイドル山に来た場合、たいていの場合クレイドル山到着は午後になります。
わたしは14時にチケットを購入して翌15時まで利用(24時間を超過)しましたが、とくに何事もなくバスに乗れましたので事実上2日券であると思われます。

料金は大人(18歳以上)が27.95AUドル/1人
子供(5歳~17歳)が11.20AUドル/1人で5歳未満は無料
家族5人まで(祖父祖母はダメで子供3人までと両親)は全員で67.10AUドルとお得な料金設定です。

エレメンツ・カフェ

ビジターセンターに隣接する形でエレメンツ・カフェという名の売店があります。

わたしの宿泊したディスカバリーパークス クレイドルマウンテンにはレストランのような食事をする施設はなく、朝はレセプション併設の売店も閉まっているため食べるものがこのエレメンツ・カフェしかありません。

エレメンツ・カフェにはサンドイッチとオーストラリア名物のパイ、長距離トレッキングの行動食となる高カロリーなケーキやブラウニーが販売されており、インスタントではない美味しいカフェラテや清涼飲料水も購入できます。

売店はここにしかないので、ダブ湖周回やマリオンズルックアウトまで足を延ばす場合、朝食だけでなく昼食を買うのも忘れないようにしてください。

カフェラテは5ドル、サンドイッチは8ドルでした。

シャトルバスとシャトルバス乗り場

シャトルバスの始発はビジターセンターです。
チケットを購入したビジターセンターの隣がエレメンツ・カフェであり、エレメンツ・カフェの隣がバス停という感じです。

夏時間の始発は8時ということになっていますが、この日の始発は8時15分でした。
8時30分までエレメンツ・カフェがオープンしていないので、食事を買わなければならないわたしにとっては問題ありませんでしたが。

始発以降のシャトルバスは10分~15分おきに循環してくるので、1本くらい乗り遅れても大丈夫です。

バスの乗車チケットはビジターセンターで入場券を買った際にもらえるレシートがそれであり、乗車するたびに運転手さんに見せる必要があるので無くさないようにします。

クレイドルマウンテン国立公園の回り方|一泊二日モデルコース

クレイドルマウンテン国立公園は大きく分けて2つのエリアに分かれています。

ひとつはビジターセンター最寄りで1つ目のバス停があるレンジャーステーション周辺。

ひとつはバスの終点でもあるダブ湖周辺です。

ビジターセンターから1つ目のバス停であるレンジャーステーションまでは約2キロあり、レンジャーステーションから終点のダブ湖までは途中停車する2つのバス停「スネークヒル」「ロニークリーク」を挟んでバスで約15分かかる距離感です。

レンジャーステーション周辺

マップ画像の下側、ビジターセンターから2キロのところにあるレンジャーステーション周辺には、森林や川沿いをウォーキングするコースがあります。

アップダウンのない整地された道なので誰でも歩くことができるお散歩コースでしたが、苔むした森林は心地よく、コース上にある2つの滝は十分に気分を盛り上げてくれます。

この滝を見に行くコースはバス停からビジターセンターへ戻る方向であり少々見つけにくいのですが、ペッパーズ・クレイドルマウンテン・ロッジを過ぎるところまで約3分戻るとコース入口があります。

コース道中にはたくさんウォンバットの糞があるので、周囲を気をつけながら歩けばウォンバットを見つけることができるかもしれません。

このバス停周辺のお散歩コースは1時間〜1.5時間ほどで終わりますが、レンジャーステーションの建物の中にクレイドルマウンテンの歴史などが展示されているので時間があれば立ち寄ってみると良いかもしれません。

立ち寄る時間を含めて約2時間であります。

ダブ湖

レンジャーステーションのバス停から今度は終点のダブ湖までシャトルバスに乗ります。

ビジターセンターから3つ目のバス停である「ロニークリーク」では右側に壮大な景色が広がりますので、バスの座席に余裕があればぜひ右側に座ってカメラを構えると良いと思います。

ロニークリークを過ぎるとすぐに終点「ダブ湖」であります。

マップの上側です。

ダブ湖を出発する最終バスが17時30分(夏時間)なので、時間の許す限りダブ湖からのクレイドル山をご堪能頂けます。

日帰りの場合は湖を右側に回るように15分ほど進むとボート小屋、反対の左側に10分進むと大岩がありますので、ザ・クレイドル山という写真をお好きな方から撮ると良いと思いますが、くれぐれも欲を出して先へ先へ進まないようにしてください。

バスは待ってくれないので、最終バスに間に合わないとビジターセンターまで歩いて帰ることになります。

ここまでで1日目となります。

クレイドルマウンテン国立公園の回り方|2日目

ほとんどの宿のチェックアウトは10時だと思いますが、前述の通り10時に車を移動するとすでに駐車場が混雑または満車の可能性もあるので、早めのチェックアウトがおすすめです。

朝8時はまだレセプションが空いておらず人もいないのですが、チェックアウトはレセプションにあるポストに鍵を入れておしまいなので簡単です。(わたしの場合)

車をビジターセンター駐車場に移動したら、8時30分にビジターセンターのとなりのカフェがオープンします。

朝ごはんのサンドイッチとカフェラテを優雅に楽しんだら、昼ごはんのサンドイッチと水を仕入れてバスに乗り込みます。

水はダブ湖のバス停で補充できるので、クレイドル山に登らないなら500ペット1本で十分足りるはずです。

オーバーランドトラックを通ってマリオンズ展望台

今回おすすめするルートは「ロニークリーク」からオーバーランドトラックを通ってマリオンズ展望台、そこからもう少しだけ足を延ばして「バーンブラフ」と「クレイドル山」を見渡せる場所をゴールとするルートであります。

先に結果をお見せします。

待っているのはこの景観です。

マリオンズ展望台から多少のアップダウンはありますが、道も整備されたお散歩コースと言える程度の快適なハイキングコースなので、ぜひここまで足を延ばしてもらいたいと強く思います!

トレッキングルート

それではビジターセンターからバスに乗ったら3つ目、ロニークリーク停留所で降車します。

昨日は終点のダブ湖のバス停まで行きました。

もちろんダブ湖まで行ってもいいのですが、トレッキングの聖地たるタスマニアにあって最も素晴らしいコースと評されるトラックの1つ「オーバーランドトラック」の片鱗を味わうことができるのが このロニークリークからのルートであり、特段のこだわりがなければオーバーランドトラック(のごく一部)を通って行きたいと思うのは自然であります。

ルートはこちらです。

見にくくてすみません。

先ほどのバスマップで表すとこうです。

結局どちらも見にくくてすみませんが、要するにロニークリークからオーバーランドトラックの一部を通ってマリオンズ展望台(マリオンズルックアウト)まで向かうルートであります。

ダブ湖からマリオンズ展望台まで行く場合のルートはこちらです。

どちらにしても言えることは、ハイキングコースではなく登山道であるということであります。

マリオンズ展望台の難易度:Difficult

ビジターセンター入口に「マリオンズ展望台へはきちんとした装備で」ということと「難易度:Difficult」と書いてあります。

とはいえ登山経験のある中高年の方、体力が普通にある若い方なら、天気の安定した日なら問題なく登れるレベルです。

わたしはトレッキングシューズで登りましたが、これについては正解であり持参する(または履いて行く)ことをおすすめします。

マリオンズ展望台までの所要時間

ビジターセンターにはコースタイムの目安が書かれています。

今回はロニークリークのバス停からオーバーランドトラックでクレーター湖を通ってマリオンズ展望台まで行きましたが、コースタイムとして記載されていた時間はマリオンズ展望台へは行かない「ロニークリーク〜クレーター湖〜ダブ湖」のサーキットコースで2〜3時間。

ダブ湖からマリオンズ展望台の往復だと3時間というもの。

参考までにわたしの場合、ロニークリークから写真を撮り景色を楽しみながらテンポよく歩いてクレーター湖まで45分。

クレーター湖から少々キツめの登り(きちんと整備された路面)を30分でマリオンズ展望台に到着しています。

↓の写真の見晴らしが良さそうなところはマリオンズ展望台ではなく、まだマリオンズ展望台への途中であります。

クレーター湖サーキットコースに換算すると多めに休憩を入れて約2時間で周れる感じなので、コースタイム通りと思っていいかもしれません。

このコース(ロニークリーク〜クレーター湖経由〜マリオンズ展望台)はクレーター湖の湖面を通るので、↓のようないい景色を楽しめます。

一方、ダブ湖から直接マリオンズ展望台に登るルートはクレーター湖の上の方でオーバーランドトラックのルートと合流するので↓のようなクレーター湖が見られます。

双方のルートが合流するところなど、いわゆる分岐点には分かりやすい看板が立ててあるので安心であります。

そしてこの看板の通り約10分歩くとマリオンズ展望台に到着であります。

展望台といっても広く開けた場所というだけであり、なにか特別なものがあるわけではありませんし、なんなら柵もありませんので滑落しないようにお気をつけください。

マリオンズ展望台からの景色は先ほどのわたしのトレッキングシューズの画像がそれでありますが、↓こんな感じでラフな服装の方もいることをお知らせしておきます。

逆に特大ザックのガチ勢もちらほら見受けられますが、その人たちは5泊のオーバーランドトラック組であります。

マリオンズ展望台からクレイドル山麓キッチンハットまで

マリオンズ展望台で少し休憩したら、前述の通りぜひその先へ足を延ばしてください。

ここからもう少しだけオーバーランドトラックを進み、クレイドル山の登り口近くまで進んでいきます。

マリオンズ展望台まではちょっとした登山でしたが、ここからはハイキングに切り替わります。

しっかり整備された歩きやすいトラックを進むこと20分で小川を通ります。

そこから10分進むと見えてくるのが先ほどの画像にあったバーンブラフであります。

このバーンブラフがよく見えるところから少し下の方に小屋が見えてきます。

キッチンハット(緊急避難小屋)です。

このキッチンハットをゴールとすると、マリオンズ展望台から写真を撮りながらの所要時間は45分くらいであります。

もっともっと進みたくなるのですが、分かりやすいゴールであり、時間も押していたのでここでわたしはおしまいとしました。

ロニークリークからキッチンハットまでの総タイムは、マリオンズ展望台での休憩を入れて約2時間30分でした。

今度はここから戻るルートであります。

マリオンズ展望台からダブ湖|ノーマルルート

キッチンハットからマリオンズ展望台までは ただ来た道を戻るだけであり問題ないので飛ばします。

飛ばしますが、戻りの景色も最高であることはお伝えしておきます。

マリオンズ展望台からはダブ湖へ向かうルートで下りていくのが一般的であり、ウォンバットプールとリラ湖を通ってダブ湖バス停へと戻ります。

もし往路でダブ湖のバス停からマリオンズ展望台へ登った場合はこの来た道を戻るだけになってしまうので、時間に余裕があればロニークリークバス停へ下りるのも検討してみてください。

今回のようにロニークリークから登った場合は まんべんなくクレイドル山国立公園散策を楽しめます。

マリオンズ展望台からダブ湖までの下りの所要時間は1時間強といったところであり、サンドイッチなどを買ってある場合は帰り道のマリオンズ展望台で昼食をとると良いと思います。

マリオンズ展望台からダブ湖|オルタネイティブルート

実はマリオンズ展望台からダブ湖へ下るルートはもう一本あります。

最短ルートでありますが急勾配であり、膝に不安がある方や時間に余裕がある方は利用しないほうが良いと思います

そのルートがこちら、オルタネイティブルートです。

オルタネイティブルートを使ってダブ湖まで下った場合の所要時間は20分ほどであり、そこからボート小屋を通る平坦な道を進んでダブ湖バス停までが15分、合計35分であります。

わたしは時間がなかったのでこちらのルートを利用しましたが、景色もないので本当に時間のない人だけにおすすめするルートです。

ロニークリーク出発からダブ湖バス停までの合計タイムは5時間、ビジターセンターを出てビジターセンターに戻るまでの総合計タイムは6時間でした。

おわりに

さくっとお伝えするつもりだったクレイドル山ですが、だいぶ長くなってしまいました。

お読み頂きありがとうございました。

役に立っていたら幸いです。

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ご覧いただいた通り天気も最高であり、時間さえあればクレイドル山にも登って記事にしたかったのですが、本編で書いた通り結局ブルーニーアイランドへのフェリーに間に合わなかったレベルで時間がなかったので仕方ありません。

そんなわけであり1泊と言わずに2泊3泊、なんなら5泊以上してオーバーランドトラックを満喫するなんてことも天気さえ味方すれば積極的におすすめします。

タスマニア島自体そうそう来るところではありませんし、ホバートから5時間も6時間もかけて来る所であることを鑑みれば、できるかぎり長くクレイドルマウンテン国立公園に滞在する予定を組んでみてください。

ホテルも2泊から安くなるみたいなので。

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