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ノルウェー縦断旅行記|ベルゲン、フロム、スタヴァンゲル、ボーデ、レクネス、トロムセ、ハンメルフェスト、アルタ、オスロ6日間①

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2024年6月末にANAダイヤモンド継続修行とスカンジナビア航空のスターアライアンス脱退前最後の搭乗を兼ねてノルウェーを縦断してきましたのでぜひご覧ください。

DAY1 羽田からストックホルム(HND~ARN)

羽田空港で折り畳み傘

神奈川県横浜市民の私ぶりぶりマイラーが羽田へのアクセスに利用するのは今回も東急・京急空港リムジンバス。
金曜日の仕事を終えて帰宅したら軽い夕食とシャワーをサクッと済ませて20時の最終バスで羽田空港へ向かいます。
料金は片道1,200円であり、1週間駐車場に停めておく費用+首都高速代と比べれば10分の1以下と大変便利かつありがたいサービスです。

コロナ禍とコロナ明け直後はずっと運休しており、改めてそのありがたさを噛みしめるばかりであります。

20時半に羽田空港到着後はまず「極小の折り畳み傘」を探します。
理由は現地ノルウェーの週間予報が雨ばっかりだからであり、レインコートは持ったのですがちょっとそこまでという時の極小傘が自宅になかったためであります。

第2ターミナルをあっちこっちと歩き回った結果、傘があったのは以下でありました。

折り畳み傘があったところ

B1階 ローソン
1階 ANA FESTA
3階 ファミリーマート

このうちもっとも折り畳み傘の種類が充実していたのはANA FESTAでありますが、色味や形は女性向け(ジェンダーフリーの時代にあれですが)であります。
つぎに充実していたのはローソンで、WPCの小型折り畳み傘がそろっていました。
とはいえ時間も遅いので、もっと早い時間であればさらに充実していたことは見て取れます。

わたしはローソンでスティック状の折り畳み傘を無事に手に入れ、相変わらずほとんど人のいない手荷物検査と出国審査を経て前回のタスマニア以来となる2度目の第2ターミナルANAスイートラウンジに向かいます。

ANAスイートラウンジとDHC

2度目のスイートラウンジは慣れたものであり、しかも今回は目的とする飲み物もあったのでまっすぐバーカウンターに向かいます。
が、かなり広いラウンジ内はほぼ空席にもかかわらず、バーだけはほぼ満席であります。

まだバーの席に空きはありますが混雑している空間に入っていくのがイヤでありしばし待つこと20分、席が空いたのでつい先日取り扱いが始まった「ROCOCO Tokyo WHITE」というラグジュアリービールとやらを頼みます。

ビールはバーテンダーさんが注いでくれるのですが、グラスを持ったわたしの最初の一言が「細っ」であり、バーテンダーさんも「洗うのにかなり神経を使います。」と言っていました。

味はというとホワイトビールというわりに軽すぎず、香りすぎず。
酵母の風味を楽しめつつもきちんとビールの味がするといった感じでおいしかったです。
完全に素人の意見ですが。

そしてこのビール、作っているのはオリーブバージンオイルでおなじみの「DHC」であります。
10年位前から銀河高原ビールの工場を利用してビールを製造していた気がしますし、コンビニでもDHCのビールを置いているところも見かけたりしましたが、いよいよラグジュアリービールにも参入してきたようであります。

たしかにこういう場所では美味しいとはいえ「よなよなエール」が缶で出てくるのは場違い感があるのかもしれませんが、プレミアムビールとラグジュアリービールの違いは私には分かりません。

サクッとビールを1杯飲んだらサクッと搭乗します。

今回乗るのは22:55発、NH217便ミュンヘン行きであります。

羽田-ミュンヘン線 ビジネスクラスアップグレード

航空券の予約時(10ヶ月前)にアップグレード申請をして出発約2か月前の4月にアップグレード成功。

4月になってアップグレードポイント60ポイントが反映されていたのでポイントを使用してアップグレード。

座席は左窓側の3A。

前回あこがれの1Aを選んだところ、ギャレーのバタバタが気になってしまったので1Aを選ぶことは国際線ではもうありません。

ダイヤモンド会員向けの毎度おなじみCAさんからの丁重な挨拶を受けたら、ウェルカムシャンパンまたはオレンジジュースのサービスでありますが、こちらも毎度丁重にお断りして水をいただき定刻に離陸。

機内食は和食で獺祭といきたいところでしたが鱧に惹かれなかったので洋食とし、昨年の成田-ベルギー線で美味しくて震えたオーストリアの白ワイン「ドメーヌ・ヴァッハウなんとか~」とステーキを素敵に合わせます。

が、前回の感動がなく普通の白ワインに感じます。体調でしょうか。不思議です。

せっかくなのでブルゴーニュ白の「ジャン・マルクなんとか~」もいただきますがこちらも可もなく不可もなく。
やはり体調なのかもしれません。

夕食を済ませたらぶりぶりマイラー恒例の映画の時間であります。読者の方には全く必要とされていない部分なのは承知しておりますが。

DUNE 砂の惑星2

これ、映画館で見ようかどうか迷っていた映画でしたが、コナンだったかハイキューだったかが同時期に上映されていたために一番大きなスクリーンで上映されずスルーしていました。

そもそもパート1も機内で見た気がしますが、それくらい覚えていません。

ゼンデイヤが出ている砂の星の話くらいの記憶で見始めましたが、やはりわたしにはこの魅力は完全には伝わらなかったようであります。
ハリーポッターもそうですが、原作を知っていてそれを映像化したとなるとすごいことなのかもしれませんが、映画だけではこの話の世界観が入ってこないのが正直なところです。

スパイスって結局何?

それでもDUNE3も観ますが。映画館で。

Knox Goes Away(ノックスゴーズアウェイ)

物忘れの激しくなってきた高齢の殺し屋(マイケル・キートン)が疎遠な息子(ジェームズ・マースデン)を助けるために頑張るといった感じのアクションスリラー。

これは面白い。

ネタバレになるのであまり書けませんが、分かりやすく破綻もない作品で、疎遠な親子関係や認知症的な症状など人によって刺さる部分があるかもしれないながらも実は殺し屋の映画。
主人公がマイケルキートンではなく、先日亡くなったドナルドサザーランドだと初めのうち思って観ていましたが。

息子役のジェームズ・マースデンもスーパーマンや魔法にかけられてなど有名どころでの既視感もあり安心感をもって見られますが、なによりこの映画を締めているのがアルパチーノ様。
ちょい役といってもいい登場ながら圧巻の雰囲気で映画を引き締めていました。

少なくとも機内映画としては強くおすすめです。

ミュンヘン空港 セネターラウンジ

羽田空港を出発してから約14時間でミュンヘン空港に到着です。
飛行機を降りたところに乗換便の搭乗口を確認できるボードがすぐにあるので確認して進むと、乗換なのに飛行機を降りてすぐがっつり手荷物検査があり行列であります。

手荷物検査では「さっき機内でもらったばっかりの未開封の水」も持ち込み不可で、もらってすぐに捨てるというまったくエコではないことをしてしまいました。
まさに無知は罪であります。

ミュンヘンで乗り換えの方はお気を付けください。

手荷物検査を終えて制限エリア(乗換エリア)に入ると今度は「自分がどのターミナルにいるのか」まったく分かりません。
頭上の看板を見回しても何も書いておらず右往左往するばかりでありましたが、今調べてみると「ANAは第2ターミナルに着く」ということであります。

このまま入国審査⇨搭乗口に進んでも良いのですが、入国審査の手前にルフトハンザのラウンジがあり乗り継ぎまで2時間ほどあったので立ち寄ってみました。

ラウンジは受付のところで「セネターラウンジ」と「ビジネスラウンジ」に左右で分かれており、スターアライアンスゴールドは左手の「セネターラウンジ」を利用するようです。

ビジネスクラス利用でも「ビジネスラウンジ」であり、ファーストクラスと同等の扱いを受けるスターアライアンスゴールドはスターアライアンスの聖地ドイツにあっては優遇されていることを実感します。(ルフトハンザファーストクラス専用のラウンジは別途存在します)

朝7時前ということもありバーカウンターは閉まっていますが、アルコール類はビールを中心に豊富に置いてありました。

食事も温かいものが用意されており、必要十分なサービスを受けることができました。

ドイツ語の記載でどれがケチャップなのか全くわかりませんでしたが、小一時間のんびり過ごしたら入国審査(ラウンジの隣)に向かいますが「旅の目的は?」と聞かれて「いえ、ただの乗り換えでノルウェーに行きます」と伝えたときの職員の「どーでもいいわ感」といったらなかったです。
乗り換えですと伝えてから0.5秒で通過となりました。

入国(シェンゲン協定内への)を済ませて搭乗口のほうへ進むと「あれ?」またラウンジがあります。

「セネターラウンジ」であります。

さらに進むとまたラウンジです。

今度はビジネスラウンジとセネターラウンジ共通のラウンジですが、こちらはビジネススペースといった感じのラウンジでした。

ルフトハンザのお膝元、さすがのラウンジ充実度と言えます。

そして歩くこと5分ほどで搭乗口に到着すると不穏な空気が。。。

ディレイです。

ここで今日のわたしの予定を伝えます。予定です。旅程とも言います。

旅程DAY1

羽田-ミュンヘン
ミュンヘン-ストックホルム(←今ここ)
ストックホルム-オスロ
オスロ-ベルゲン
ベルゲン-オーレスン

ストックホルム行きが50分のディレイと表示されています。

私が乗る予定のストックホルム発オスロ行きの便までは1時間10分の乗り継ぎ時間なのでギリギリです。
焦っても何も変わらないので先ほど寄らなかったセネターラウンジに戻ってみることにします。

こちらのセネターラウンジは短時間の利用を想定したラウンジのようであり、席数も少なく飲み物とスナック類だけの提供となっていました。
なのでもし時間に余裕があるなら入国審査前のラウンジの利用をおすすめします。

そんなこんなで時間を消化して搭乗口に戻ってみると予想通り「さらに1時間遅延」であり、結局2時間のディレイ。
すなわちオスロ行きには間に合わないことが決定となりました。

呆然としたままエアバス321の非常口席に乗り込み何もできない飛行時間を耐えること2時間、ストックホルムはアーランダ空港に到着です。

前回のストックホルムではアーランダではなくブロンマ空港だったため、アーランダ空港ラウンジは初めてであります。

わくわく。

と、そんなことを言っている余裕はまったくないので、今からオスロ行きの飛行機があるのか必死に探します。

現在はストックホルム〜オスロ線を無断キャンセルしている状態であり、オスロ〜ベルゲン、ベルゲン〜オーレスンのチケットは生きています。

果たして今日のホテルを予約してある目的地、オーレスンへは到着できるのか。

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