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ノルウェー弾丸縦断旅行記⑥|トロムセ-ハンメルフェスト-アルタ-オスロ

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2024年6月末にANAダイヤモンド継続修行とスカンジナビア航空のスターアライアンス脱退前最後の搭乗を兼ねてノルウェーを縦断してきましたのでぜひご覧ください。

このページから来た方はぜひ第1話からご覧ください。

DAY5 北極圏2都市|ハンメルフェスト・アルタ

トロムセからハンメルフェスト

おはようございます。

今日も元気に朝4時起きです。

朝食として昨日買っておいたりんごを食べたらホテルから歩いて2分のバス停に向かいますが、見てください雲間から見える青空を。

4時とは思えない青空であり、北極圏・白夜であることをはっきりと見て取れます。

少し早めにホテルをチェックアウトしてきたので、5分だけトロムセ観光をしてからバスで空港に向かいます。

2024年1月末にオーロラを見るためトロムソを再訪しました!

【旅行記】冬の北極圏トロムソ(tromso)で山登りをしてオーロラを見る

トロムセ空港は早朝のためすべての店舗が閉店していますが、5時15分になるとコンビニだけはオープンするようです。

コンビニのオープンを待ちつつ水の補充を済ませ、オープンと同時にカフェラテを仕入れていつものDASH8に乗り込みます。

おそらくこれがこの旅最後の小型プロペラ機であり、別れを惜しみたいところながら約30分でこの旅の最北地点ハンメルフェストに到着です。

空からの景色はやはり南ノルウェーともロホーテン諸島とも異なるこの地独特のフィヨルド地形となっていて見るだけで幸せ気分になります。

ハンメルフェストの空港はレクネス空港よりもさらにコンパクトで本当に何もありませんが、トイレは室内にありました。

北極の夏

ハンメルフェスト空港にはバス停もなくタクシーもいないのですが、5分ほど歩けばスーパーがありますし(7時から)20分ほど歩けば大通りに出るので問題ありません。

それよりもまず寒いです。

ありがたいことに雨は降っていませんが、夏とはいえ北極圏の寒さを舐めていました。

ちなみにダウンベストをインナーに着てパーカーを羽織っています。

スーパーの開店を待ってなにか食べ物を買おうと思っていましたが、開店までの10分が寒くて待てず目的地へ進むことにします。

この判断が功を奏したのか、スペシャルゲストの登場。

野良トナカイ

トナカイです。

本当に偶然、本当に突然、わたしの歩いている道の反対側を数頭の群れが歩いています。

言葉を失うとはまさにこのこと。

見えますでしょうか。

別に人が先導しているわけでもなく、車の邪魔をしながらのしのし歩いているんです。

歩道に糞がたくさんあったので、もしかしたらトナカイかなぁ、などと思っていたら本当にトナカイであります。

タスマニアではウォンバットも目撃できましたし、野生動物運がいいのかもしれません。

感動で少しは身体が温まったようなので、この調子で海岸に向けて歩を進めます。

シュトルーヴェの測地弧

空港から歩いて大通りまで20分。

大通りから海岸に向かって歩くこと3分。

ハンメルフェストでの目的地「世界遺産 シュトルーヴェの測地弧」に到着です。

来てみたかっただけなのでとくにこの偉業へのコメントはありませんが、この世界遺産のすぐ下にまたいました。

野良トナカイ。

ハンメルフェスト最高です。

見るものも見たので、予定より20分早いバスに乗ってハンメルフェストフェリーターミナルに移動します。

バス停で地元のおっちゃんに声をかけられたのでしばしお互いにつたない英語で会話を楽しみます。

ノルウェーは我が国と比べるとお金持ち国家(最低賃金2,000円超)でありますが、その国で暮らすのはやはり皆が皆簡単ではないようで、おっちゃんはバスの運転手を2つ掛け持ちして生活していて、給料は年収でざっくり9万ドルだそうです。

1ドル120円なら1,080万円

1ドル160円の今だと1,440万円

日本なら勝ち組と言える収入であります。

とてもそうは見えないおっちゃんなのですが、これくらいの収入がないと物価が高すぎて生きられない国なのは肌で感じています。

日本のアベレージはどれくらい?と聞かれたので、なんとなく見栄を張りたくなって「子育て世帯の平均収入」である5万ドルと答えてしまいました。

日本の皆さんすみません。

9万のあとに3万ドルとは答えられませんでした…。

ハンメルフェスト フェリー乗り場

そんな9万ドルのおっちゃんとともにバスに乗り、10分もかからずにハンメルフェストバスターミナルに到着します。

そして「え?ここはどこ?」となりました。

文字で書くと危機感はなにも伝わりませんが、初日に飛行機に乗り遅れたりそのあとの飛行機が欠航になったりするよりも必死です。

なぜならフェリーターミナルなんてどこにもなく、朝の7時過ぎに開いている店もなく、寒くてトイレにも行きたく、それでもフェリーの時刻表的には9時発になっている、ここでフェリーに乗れなかったら帰国便に搭乗できないかもというレベルだからであります。

ご覧ください、フェリーターミナルに来たはずのこの視界を。

確かに背後には海がありますが ただのバスターミナルです。

時刻表もありますがバスの時刻表です。

そしてこの寒さのなか雨まで降ってきましたよ…。

少し歩くと栄えている感があり何とか公衆トイレを見つけてトイレだけは済ませ、あっち行ったりこっち行ったり、その辺の出勤の人に聞いたりしてもよく分からないまま8時半になるとコンビニもオープンしたのでイートインスペースでコーヒーを飲んで暖を取ります。

余裕がなかったのかコンビニの写真はありません。

するとさっきのおっちゃんとその職場の友人?が偶然コンビニにやってきました!

「おっちゃん…、おいらフェリーに乗りたいんだけどフェリー乗り場がないしフェリーもいないんだよ…。9時までもう時間がないんだよ…。」と泣き言を言うと、おっちゃんの友人(英語は話せない)が事情を察知して身振り手振りで伝えてきます。

お互いに伝わらないので「来い」という感じで腕を引かれてさっきまでうろうろしていたところまでやって来ると、さっきまでいなかったバスが桟橋の近くに止まっています。

どうやらバスでフェリー乗り場に移動するようなのでおっちゃんに感謝の握手をして別れ、そしてバスにいるフェリー会社の制服を着たおっちゃんに「アルタに行きたいんだよ…アルタ行く?これ…」と伝えると おっちゃんは「乗れっ」と言います。

わたしと同じように「フェリーここで良いのかな」的な感じで待っていて さっき声をかけた兄ちゃんにも「このバスだってよ!」と伝えます。

そしてバスのおっちゃんは「このバスは〇〇行きだ」と言って、車内モニターを指差すのですが その行先はわたしの行きたい「アルタ」ではないので降りようとすると、乗客全員が笑っています。

どうやら悪い冗談のようであり、寒いからバスの車内でフェリーが到着するまで待っているようです。

結論、わたしが想像していたフェリーターミナルなどというものはなく、出航時刻ギリギリになって(なんなら遅れて)フェリーは桟橋にやって来る。
そしてフェリーが来る15分前くらいになると場合によってはバスが来て車内で待機することもある。

そんなもん分かるか。
北極圏で1人途方に暮れたくなかったわ。

とはいえフェリーには乗れるようで心から安心するとともに、わたしの後からやって来る人たちがおっちゃんに「このバスは〇〇行きだよ」などという笑えない冗談を言われているのを笑う側になったのでした。

アルタフェリーターミナル

出発時刻の9時にフェリーが桟橋に到着したので、それから乗り降りがあり定刻から10分ほど遅れて待ちに待った出航です。

実はノルウェー最北端に近いハンメルフェストのフィヨルド(アルタフィヨルド)が相当に美しいのではないかと勝手に思ってフェリーでの移動を旅程に組みましたが、ここは見慣れた感じのフィヨルドでした。

といっても見慣れてしまっているだけで美しいことに変わりはありませんし、雪の量がこれまでの場所とは違うため北極感が胸を躍らせます。

半分は寝落ちていましたが。

朝トロムセでリンゴを食べて以来なにも食べていないのでアルタのフェリーターミナルにコンビニか何かあることを願いながら乗船すること約1時間45分、アルタフェリーターミナル、いえアルタフェリー乗り場に到着であります。

なにもありません。

フェリーを待つプレハブがあるだけハンメルフェストよりマシなのかもしれませんが、それ以外はなにもありません。
そして大切なことはバスに間に合わなかったということです。

バス停はフェリー乗り場から数分歩いた道路沿いにありますが、本来的にはフェリーの時間に合わせてバスが来るタイムテーブルになっている感じで、さすがにフェリーが15分遅れるとバスはもういません。
そして次に来るのは1時間後であります。

この時点で雨は止んでいて、早朝とはいえ白夜の朝はすでに日が昇って温かくなっているのがせめてもの救いであり、バス停の近くにホームセンターも見つけます。

なにか食べものがあるといいのですが飲み物しか売っていませんでしたので水だけ仕入れて ただひたすらに時間が過ぎるのを待つこと1時間、アルタミュージアム行きのバスに乗り込みます。

世界遺産 アルタミュージアム

とにかくお腹がすいていますが、バスを1時間待ってしまっているので想像以上に時間がありません。
1時間バスを待ったということは、帰りのバスも1時間に1本という頻度でしか来ないからであります。

アルタフェリー乗り場からアルタミュージアムまでは約20分のバス旅で、その道中にネットでアルタミュージアムのチケットを買うのですが、フェリーに乗るという段階では今日アルタミュージアムに行けるかどうかも怪しかったので今買っているというタイミングであります。

アルタミュージアムは小さくきれいな展示室と広大な敷地内に整備された遊歩道の2段仕込みとなっていて、カフェと土産物店も併設されています。

見るべきものは7000年前の北極圏に暮らす人々の残したロックアート、岩に彫ったり書いたりした人や動物であります。

ここで2時間使う予定でいたので本当なら優雅にカフェでランチしたかったのですが、1時間遅れたために滞在できるのは1時間だけ。
ロックアートを見るための広大な敷地をぐるっと1周歩いて1時間で戻ってこられるのかどうかも分かりませんが、悩んでいる時間もないので屋内の展示室からいざ参ります。

展示の観覧はそこそこに屋外の遊歩道コースに移動し、よく整備された木道を歩くこと5分ほどで最初のロックアートに出くわします。

数千年前の北極圏に生きた人類の証を今見られる奇跡に感謝しつつ、それが正直何なのかは専門家でも分からないわけですから深く考えずに「ふーん、ほー」と見ていきます。

敷地内に点々とあるロックアートをルーブル美術館方式でしっかり全てを目に入れつつもウォークスルーで進むこと40分で1周を見終えましたが、本当は途中でびびって走っています。

汗だくです。

ちらっとミュージアムショップを覗いてわたしのお土産の定番であるクリアファイルを探しますがなかったのでバス停に向かいます。

ノルウェーではまだクリアファイルに出会っていないのでこの国では使わないのかもしれません。

2分遅れでやってきたバスに乗り、途中のアルタセントラムで乗り換えつつアルタ空港へと向かいます。

さっきまで極寒のハンメルフェストでフェリー乗り場を探していたのが嘘のように晴天の空 オンタイムでの移動となります。

ノルウェーに感謝です。

首都オスロ

アルタ空港からオスロ空港

アルタミュージアムからアルタ空港に向かうバスは走っていないのでアルタ空港近くのバス停で降りて10分ほど歩くとノルウェージャンプの英雄さんが空港前で迎えてくれます。

時刻は13時半、搭乗まで1時間あるのですが、さっきまでいたハンメルフェスト空港のようであれば食事は期待できません。

かれこれ10時間近く食べていないので腹ペコでありますがどうでしょうか。

コンビニがありました…。

助かりました。

もうお金のことは気にしていられないので食べたいだけ買いますが、売っているのはホットドックくらいのものであります。

ついでにコーラも買ってジャンクでお腹を満たします。

これで3,500円です。

ごちそうさまでした。

さてオスロ行きに搭乗ということで、久しぶりのジェットエンジン。

なおかつ今回の旅の目的のひとつ、スターアライアンス脱退が決まっているSASスカンジナビア航空への搭乗にテンションも上がります。

しかし上がったテンションは飛行機の上昇とともに消え、さすがに疲れたのか寝落ちたようです。

気づけば2時間がたち、5日ぶりのオスロ空港であります。

ムンク美術館

大自然の北極圏から一気に大都会オスロはさすがに落ち着きません。

そして暑いです。

日本と比べればオスロはぜんぜん涼しいはずですが、北極圏と比べるとたまらなく暑い。

そんな北極圏との比較ができるようになった自分の経験に軽く感動しつつオスロ空港から普通電車でオスロ中央駅へ。

駅前から5分ほど歩けば見えてくるのがムンク美術館。

これは来て良かった。

全然期待していなかったのと、ムンク作品を知らなかったことが功を奏したのか魂が震えるレベルで感動しました。

感動したのは「叫び」ではないのですが、ムンクと言ったらこれなので載せておきます。

この日はパステルバージョンです。

オスロ大聖堂、市庁舎、国立劇場

ムンク美術館から徒歩でオスロ大聖堂⇨アーケシュフース城(画像なし)⇨オスロ市庁舎⇨国立劇場の順に見て回りますが、大聖堂も国立劇場も入ることはできませんでした。

残念ですがオスロだけならまた来れるので次回また来たいと思います。

海辺、歴史的建造物、清潔な街、治安の良さそうな空気感、オスロいいです。

ただこれまでのノルウェーの街全てがそうでしたが、ここオスロで特にひどいものがあります。

何かというと「カモメ」です。

ウミネコかもしれませんが。

日本では鳶(とんび)が人のハンバーガーやサンドイッチなんかを空中で掻っ攫っていきますが、ここではカモメが人の食事を掻っ攫っていきます。

しかも市街地、駅前で。

外で食べなければいいことなので、地元の人は多分食べていないと思います。

道で食べ物を取られている人たちはおそらく観光客であります。

なのでわたしも店内でサクッと食べてノルウェー最後のホテルに向かいます。

青空ですがもうすぐ21時なので。

オスロの高額ホテルとエアポートエクスプレス

ホテルはどこかというとオスロ空港近くの安宿であります。

なぜか。

オスロ市内のホテルは安くても1泊5万円だからです。

ある程度立地の良いちゃんとしたホテルに泊まろうとすると1泊7万円〜といった感じになります。

今がだいたい21時で、朝から、というかここ数日ハードに動き続けているわたしはホテルではもう寝るだけであり明日も5時には起きなければなりません。

ざっくり7、8時間くらいしかホテルに滞在しないので、1時間あたり1万円なんて払いたくありませんし払えません。

というわけでせっかくオスロ市内までやってきましたが、またオスロ空港まで戻る電車に乗ります。

今度は時短のためと記事のためにエアポートエクスプレスに乗ってみます。

料金は普通電車の倍であります。

やって来た電車に乗り込み、誰もいない涼しく快適な客車にゆったり座ること約35分でオスロ空港に到着。

普通電車でも45分くらいで着くので時短というよりも快適さの差を1,500円で買うかどうかというところです。

荷物が多いならエアポートエクスプレスのほうが楽かもしれませんが、家族全員でとなると高いのかもしれません。

オスロ空港周辺のホテル

21時40分に空港駅に着いたら、そこからまたバスであります。

5万円を超えるホテル代をケチるわけですからそれくらい仕方ありません。

バスで10分、今日の寝床でありノルウェー最後の寝床であるベストウエスタンホテルであります。

安宿なのでそれなりであります。

次に来ることがあったら少し高くなりますが空港直結のホテルにしようと思いました。

今回は北極圏からのオスロなので余計にですが、やっぱり面倒ですし疲れます。

シャワーを浴びて明日着る服を洗濯したら眠りにつきます。

おわりに

これでノルウェー5日間(明朝を含めて6日間)が終了となります。

最初からの人も途中からの人もありがとうございました。

参考になれば幸いです。

明日はオスロから帰るわけではなく昨年の海外発券の復路分として残しておいたブリュッセル‐フランクフルト‐羽田便で帰国するために一路ベルギーへと飛びます。

ベルギー旅行記もぜひ時間があるときにお楽しみ頂きたいと思いますが、その時に訪れることができなかった世界遺産の街ブルージュとヘントにさくっと寄ってから帰路につく、はずでしたがまさかの展開になります。

遅延によりオーレスンに行くことができないところから始まった今回のノルウェー縦断でありますが、最後までしっかりわたしを困らせます。

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