オーストラリアはシドニーへ、入国しない形の完全なシドニータッチをしてきましたのでご覧ください。
プレミアムポイント2倍の今だからこそ
時はコロナ禍明け真っ只中でJALもANAも国際線のプレミアムポイント(フライオンポイント)2倍キャンペーンが年内行われており、JGCやSFCはもちろんANAダイヤモンド、JGP・ダイヤモンド修行僧にとってはおそらく最後の大盤振る舞いとなるこの機会にコスパ・タイパともに優秀なシドニータッチを検討している諸氏が多くいるのではないか。という私ぶりぶりマイラーの勝手かつ一方的な思い込みにより執筆しています。
検索結果上位に出ないので年内キャンペーン中に皆さんに見てもらえるのかは甚だ疑問ではありますが、見た人のお役に立てたらなによりです!
オーストラリアに入国しないシドニータッチ
さっそく結論です。
シドニーキングスフォード空港に到着後、入国審査を経ず(オーストラリアに入国しないで)そのまま日本へ帰国(または第三国へ出発)することはスムーズでまったく問題ありません。
心配性なわたしは事前にシドニータッチ+入国しないなどで検索してみましたが、シドニータッチは出てくるものの最短でも入国して日帰りという具合の記事で困っておりました。
この記事を読んでくれている皆さんも事前にしっかり調べて臨戦態勢の上で搭乗したいという真面目なしっかり者なのだとお見受けします。
しかし安心してください。入国しなくても問題なくスムーズに到着ロビーから出発ロビーへ移動して、帰りの便に搭乗できます。
入国しないシドニータッチの流れ
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今回はANAを利用した入国しないシドニータッチについてお伝えします。
※JALの方もネット上でチェックインが出来ていればほぼ同じだと思いますが、参考程度としてくれたらと思います。
羽田空港から22時20分発NH879便、B787でシドニーキングスフォード空港に向かいます。
今年の分のアップグレードポイントはすでに使い果たしてしまっているのでエコノミークラスとなります。
入札やマイルを使用してプレエコにアップグレードするか一瞬悩みますが、9時間程度のフライトであり、ほぼ満席で空気の薄いプレエコよりも横3列貸し切りかつ前後空席のエコノミーのほうが快適であるのは間違いありません。
食事はラウンジで済ませているので軽く映画を観て仮眠。到着2時間前の軽食で起こされウトウトしているとシドニーに到着です。
到着は54番ゲート、ほぼ定刻の現地時刻午前8時50分です。
今回はゲートを出てすぐインターナショナルトランジットがあったので迷いようがありません。
離れた駐機場に到着した場合も各所にインターナショナルトランジットの看板が出ているのでスムーズに見つけることができると思います。
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トランジットのゲートをくぐるとすぐに手荷物検査とセキュリティがあります。
ハブ空港というわけではないのでガラガラですが、朝から多めの人員配置だったから厳しめのチェックとなりました。
出国時と同じく液体は規定量以上を持ち込めないので、羽田で買ったものや機内でもらった飲みものなどはあらかじめ捨てるか飲み切ったほうがいいかもしれません。
パスポートの確認がありますが、搭乗券(QRコード)はここでは確認されません。
入国しないシドニータッチのときは帰国便のチェックインを忘れない
搭乗券の確認はここではされませんがシドニーに到着してから2時間半後には帰国便に搭乗します。
往路の乗客が全員降りてから2時間弱で機内の清掃やら帰国便の準備を整えてくれている縁の下の力持ちに感謝です…。
シドニーに到着後2時間半後には再び同じ飛行機に搭乗しますので、シドニーに着いてからチェックインをしていると、万一往路で遅延があると帰国するはずの便でノーショーになりかねません。
忘れずに日本出発前に帰国便のチェックインを済ませておきましょう。
大事なことなのでもう一度。
完全日帰りで入国しないシドニータッチのときは、帰国便のチェックインを出国前に済ませておきましょう。
逆に言うと、これさえ済ませておけば、仮に往路便で大幅な遅延が起きても復路便は同じ機材で帰国しなければならないため乗り遅れやノーショーになる心配はありません。
ただ、往路便が欠航となった場合はそもそもシドニーに行くことが出来ないにも関わらず、シドニー発のチケットを持っているためどうなるか分かりませんので、入国しないシドニータッチには少なからずリスクがあると知っておいたほうが良いのかもしれません。
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入国しないシドニータッチ完了
事前にしっかり帰国便のチェックインを済ませ、シドニーに到着後はインターナショナルトランジットのゲートを抜けたらもう入国しないシドニータッチは完了したも同然といえます。
トランジットのセキュリティを終えると目の前にアメックスのセンチュリオンラウンジが鎮座しています。
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ここはセンチュリオンラウンジなので、ANAカードゴールドもアメックスプロパーのグリーンカード、ゴールドカードも入れてもらえません。
同じシドニーキングスフォード空港内にある普通のアメリカンエクスプレスラウンジはグリーンカードもANAアメックスゴールドも利用できますが、こちらは駄目ということです。念のため入口にいる方に聞きましたのでそういうことになります。
そんなセンチュリオンラウンジ(と隣のエミレーツラウンジ)にスルーされてエスカレーターでひとつ上の階に上がってみます。
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上がってみるとそこは見慣れた出発フロアがありました。
しかも普段の行いがいいからかスターアライアンスのラウンジの真下であります。
普段はスルーしているシドニー空港出発フロアを散歩でもしながら見て回ろうと思っていた気持ちはつゆと消えさっそうとラウンジのある階にひとつ上がります。
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ANAダイヤモンド1年生のわたしはラウンジ利用者としても1年生のため、どこのラウンジが利用できるのかいろいろと手さぐりであります。
モバイル搭乗券のラウンジインビテーションには「ニュージーランド航空ラウンジ」と書かれているのですが、お隣の同スタアラ、シンガポール航空ラウンジであるクリスフライヤーラウンジを利用できるのかも分からないので聞いてみました。が、その話はまた別記事に。
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さて、わたしは出発フロアにいるので、あとは復路便である昼12時00分発NH890便の搭乗口に行くだけであります。
往路便は54番ゲートに到着したので、復路便も当たり前のように54番ゲートということであります。
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シドニー空港到着後、上下移動を少ししただけで横移動はほとんどしておらず、まさにシドニータッチのお手本というべき単純往復となりました。
海外発券とシドニータッチとビザ
海外発券ですら初めてのときはどぎまぎしたものですが、海外発券を絡めてシドニータッチをするのはヒヤヒヤでした。
やってみれば難しいことはありませんでしたが、事前になにが不安要素か知っておきたいのも人情であります。
今回の往路は日本発券の羽田⇔シドニーの単純往復航空券のうちの往路部分でありますが、わたしはこの復路部分の搭乗日を1年後の日付で予約しています。
オーストラリアの観光ビザETASの有効期限が取得してから1年間なのですが、わたしのように復路便を1年後とかに設定していると(実際には3ヶ月を超えて設定していると)往路便に搭乗する際の搭乗ゲートでもれなく止められます。
ビザが切れますが大丈夫ですか?と。
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座席アップグレードの空席待ちもしていないのに「あれ?アップグレードのゲートピンポンか!?」と一瞬期待してしまった自分が恥ずかしい限りでありますが、この恥ずかしいは自分の中なのでバレません。
しかし復路便の予約がビザの期間内に間違いなくあるかどうかを確認されるため、帰りの搭乗券を見せなければなりません。
今から乗る往路便でそのままシドニータッチで帰ってくるということがバレる恥ずかしい瞬間であります。
この恥ずかしさが苦手な方は、日本発券の単純往復の復路便を3ヶ月以内で予約したほうが良いのかもしれません。
私ぶりぶりマイラーが日本出発の搭乗時にスタッフの方に見せた復路便はシドニー発券のシドニー⇔羽田の往路便部分であり、スタッフの方が電話で何やら5分ほど確認を取ったうえで無事に搭乗ができました。
もしも皆さんが単純に日本発券で羽田⇔シドニーの日帰り(入国しないシドニータッチ)をしようとしてもシステム上予約できないと思うのですが、片道ずつ予約すれば可能であります。
その際、入国しないので理論的にはオーストラリアビザETASは不要ではありますが、上記のとおり搭乗時にビザの確認をされるため入国しないシドニータッチを日本発券でする場合もビザを取得しておいたほうが良いのかもしれません。
おわりに
今回の完全日帰り入国しないシドニータッチは往復19時間、乗り継ぎのための待ち時間2時間半の合計21時間半。
プレミアムポイントは以下の通り。
往路:5,106(Q)
復路:7,694(M)
合計:12,800PP
国際線PP2倍キャンペーンで25,600PPであります。
いわゆる2回でSFC解脱可能というやつであります。
土曜日の夜に羽田を出れば日曜日の夜には羽田に帰ってこられますし、金曜の夜仕事終わりに羽田を出れば日曜日は普通に日本で過ごすことができるのでどんな方にもオススメできる弾丸修行だと思います。
SFC修行が終わっていると羽田・シドニー双方でラウンジが利用できるため、往復シャワーと食事付きでさらに快適な弾丸修行になること間違いなしではありますが、シドニーでの待ち時間は前述の通り2時間半しかないので、ラウンジが使えなくてもまったく問題なく快適であります。
シドニーキングスフォード空港と市内を結ぶ電車は異常に高いので、半日観光するために市内に行くのであれば、入国しないで帰国したほうがむしろ良いのではないかと思えてくる..
かというとそんな訳はなく、まっとうに旅行に来るのが一番かもしれませんが。