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ウルル|エアーズロック弾丸旅行記③ エアーズロックサンライズ&カタ・ジュタ

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羽田からビジネスクラスでシドニー、シドニーからジェットスター国内線に乗り換えてウルルに行ってきましたのでご覧ください。

エアーズロック弾丸旅行記①はこちら >

エアーズロックサンセット

17時35分の日の入り時間となり、本来ならば真っ赤に染まっているエアーズロックの姿が拝めるはずであります。

が、この日は残念ながら雲に覆われ、その真っ赤な姿を見ることが出来ませんでした。

とはいえ、であります。

わたしは今回、とくに真っ赤なエアーズロックを見に来たわけではなく、ウルルに来たかっただけであり十分に幸せであります。

そして十分にきれいであります。

このとき、わたしのいる場所からエアーズロック方面は東であり、日が沈んでいる方向すなわち西側が気になります。

前回の記事でも書いたように、わたしが見たかったのは日が沈む側のエアーズロックであり、夕日とエアーズロックが希望であります。

そして西側に目を向けると、といっても開けた砂漠なのでずっと見えているのですが、夕焼けの中に鎮座するカタ・ジュタがそこにありました。

やっぱりこっち側にエアーズロックがあったほうがきれいだと思いますがどうなんでしょう。

ホテルへ一直線

日の入りの時刻を過ぎるとすぐにバスの出発時間であります。

時刻表では18時45分にホテル着となっており、ここからちょうど1時間ということになります。

砂漠らしい道を走ること1時間15分、19時すぎにエアーズロックリゾート内の最初のホテルであるデザートガーデンホテルで乗客を降ろします。

わたしの寝床であるアウトバックホテルは今回も最後であり、結局到着までは1時間半かかり19時20分となりました。

砂漠は夜

明日はサンライズで朝が早いためすぐに夕食を食べて明日に備えます。

夕食はデザートガーデンホテルロビーにあるArnguli Grill & Restaurantで頂きます。

レストランまではさっきスーパーマーケットまで行った道と同じでありますが、夜はまったく雰囲気が異なり、まずなにも見えません。

さすが砂漠であります。

所々にある照明とスマホのライトで足元を照らしながら進見ます。

そして1番の違いがハエであり、まったく飛んでいません。

ハエも夜は寝るようであり、快適な移動となります。

店について席があるか尋ねると20分ほど待つと言われましたが、歩いてまた移動するのも面倒であり待ちます。

7月以降のハイシーズンは予約しておいたほうが良いかもしれません。

本日頂くのはオーストラリアが誇る牛肉、アンガスビーフのグリルであります。

付け合せはマッシュポテト パリ風なるものを頼み、ついでにビールとサラダを頂きます。

ビーフグリルが約6,000円、ポテトとビールとサラダで3,000円、税サービス料を含めて10,000円ちょいという価格帯でありお高めでありますが、せっかくのウルルですので良しとします。

暗めの雰囲気とアボリジニアートのソルト&ペッパーミル、丁寧な接客に予想の2倍美味しい料理で、大満足でありました。

朝食ブッフェもやっているようであります。

メニューの一部はWEBサイトにも載っていますのでご覧ください。

Arnguli Grill
A gem of Australia’s rugged heart, Arnguli, the Pitjantjatjara word for bush plum, is a fitting name for a restaurant that celebrates its stunning surroundings.

美味しい料理で幸せ気分でありますが「砂漠は夜」という見出しのフラグ回収はここからであります。

このままでも十分に最高の1日でありましたが、さすがアボリジニの聖地であります。

満天の星空にも程がありました。

新月の日の富士山の8合目から見た星空といい勝負でありますが、砂漠という地平線スレスレにも星があるという、日本ではなかなかお目にかかれない星空は完全にプライスレスであります。

南半球であり、これまた違った趣が、控えめに言って最高でありました。

聖なる大地に感謝であります。

みなさんが行かれる際にも晴れていることを強く強くお祈り申し上げます。

カタ・ジュタ サンライズ の前に

シングルベッド20台のドミトリーに戻りシャワーを浴びて就寝…のはずでしたが、ドミトリーの小屋の隣はOutback BBQ&Barであり、なんと生ライブをしています。

しかもわりと好きな方面の曲であり、雑音とまではいきません。

ですが、耳栓をしても寝れるほど静かではありません。

時刻はまもなく22時であり、明日の予定がなければすぐにライブ参戦となるのですが、今日はここからセロトニン優位にしなければなりません。

仕方なく耳栓をして、時がすぎるのを待っていると、22時15分には解散となったようであり、ひと安心して眠ることとします。

サンライズポイント

翌朝は5時に起床であります。

前日も機内での就寝であり、身体が疲れている気がしますがこれもまた旅の醍醐味であります。

身支度を整え、ドミトリー内で朝食を食べるわけにはいかないため昨夜ライブをしていたところのテーブルをお借りします。

めっちゃ寒いです。

サンドイッチは美味しいとは言えませんが、砂漠の真ん中で食べたいときに食べ物があるのは奇跡と言えます。

感謝して頂きます。

気温は10℃以下であり厚手のダウンジャケットがちょうど良いかもしれません。

外人さんもダウンジャケットを着ています。

定刻の午前5時50分に昨日エアーズロックに行ったときと同じ見た目のバスが迎えに来ます。

今回も沢山の人が乗りますし、運転手さんが大きな声で「カタ・ジュタ!」と叫んでくれるので迷うことはありません。

例によってアウトバックホテルは最後の乗車のため、空いている席を見つけるのに少し苦労します。

私ぶりぶりマイラーはひとりなのでたいていどこでも座れますが。

サンライズポイントまでの道のりは国立公園の入場ゲートのオープン待ちを含めて40分弱といったところであり、寒すぎる車内空間が地獄でありました。

外も寒い、中も寒い、であります。

サンライズポイントはよく整備されており、木道を3分ほど高台へと登っていくと広い展望デッキエリアが広がっています。
写真では良く見えませんが。

しかしご覧の通り、この段階で結構な絶景であり、サンライズが待ち遠しい限りであります。

冒頭でも書きましたが、この方向からの太陽が欲しかったのであります。

やはりレンタカーが必須なのかもしれません。

いまさらですがおすすめはレンタカーです。

ちなみにバスがサンライズ展望エリアの駐車場に着いたのが6時半、日の出は6時40分、バスの出発は6時45分であり、結構なバタバタであります。

目的地はここではないので仕方ないのかもしれませんが。

そしていよいよ日の出の時間でありますが、昨日のサンセット同様、美しいけれど太陽は見えないパターンであります。

しかし美しいので良しとします。

周りの人達も「え?もう日の出の時間だよね?」「え?もう出てるはずだよね?」などと話していましたが「ビューティフル」「ワンダフォー」などとも聞こえたので、みんな「これでよし」となったようであります。

なにより展望デッキからバスに戻る時にも、バスが出発してからも太陽は美しく輝く姿を見せてくれました。

これまた感謝であります。

いざカタ・ジュタ

日の出が終わればいざカタ・ジュタであります。

サンライズポイントを出発してからおよそ1時間10分。日の光のおかげで車内も暖かくなってきました。

途中の景色は砂漠と遠くのカタ・ジュタであり、見る方向でまったく異なる姿のカタ・ジュタの壮大さにしばし見ほれます。

なお、移動中は運転手さんがいろいろ説明してくれていますが、半分以上理解できていません。

海外あるあるの要英語勉強モチベーションアップであります。

バス停に到着しますが、まずは「風の谷」であります。

「風の谷のナウシカ」のモデルかどうかは全く知りませんが、風の谷:Valley of the Windsであります。

ここはいくつかに分かれたカタ・ジュタの岩山のひとつを周回するコースであり、1周3時間かかります。
ここで降りることを選択した場合、3時間後の11時まで迎えが来ません。

わたしは帰りの飛行機の時間に間に合わないためこのコースは断念しておりますが、時間があったらこちらを歩くか、と聞かれたらきっと歩かない気がします。3時間は結構な距離であります。

ちなみに、3時間後の11時までにバス停に戻れなかったらどうなるかというと、多少の遅れであればちゃんと待ってくれます。

乗車時と降車時に名前で乗り遅れ等を管理してくれているので、安心であります。

けっこう大きな声で返事をしないと何度も呼ばれますのでお気をつけください。

もし大幅に遅れそうな場合は事前にバス会社に電話した方が良いかもしれません。

そしてここが最初で最後のトイレであり、ここで済ませておかないと再びホテルに戻る時までトイレはありません。

ワルパ・ゴージを歩く人もここでトイレを済ませます。

カタ・ジュタを歩く

風の谷を出発して約10分、終点のワルパ・ゴージ:Walpa Gorgeであります。

こちらはその名の通り「ワルパ渓谷」の谷間を散策するコースであり、所要時間は1時間とされています。

そもそもカタ・ジュタの成り立ちについてお伝えしなければなりませんのでChatGPTに聞いてみます。

カタ・ジュタ(Kata Tjuta)は、オーストラリアのノーザンテリトリーにある一連の巨大な岩山で、アボリジニのアナンガ族によって「カタ・ジュタ」とも呼ばれています。この場所は、ウルル(エアーズロック)と並んで、アボリジニの文化と精神的な重要性を持つ地域として知られています。

カタ・ジュタの成り立ちは、おおよそ5億年前に始まりました。これらの岩山は、火山活動や風化、地殻変動などによって形成されました。それぞれの岩山は、巨大な砂岩の塊から成り立っており、特徴的なドーム状の形状を持っています。カタ・ジュタは、ウルルと同様に、アボリジニの伝説や信仰の中で重要な役割を果たしており、彼らの文化的な景観や歴史に欠かせない存在となっています。

カタ・ジュタは美しい自然の景観として観光客にも人気があり、登山やハイキングのスポットとして訪れる人々に楽しみと感銘を与えています。ChatGPT

おっしゃるとおり、感銘を受けました。

さて、そんなワルパ渓谷は起伏が多少あり、白人のおばあちゃんは歩き始めて5分くらいで引き返しました。

風の谷のほうは3時間であり、心折れる人が多いかもしれません。

心折れても迎えは11時まで来てくれませんが。

写真ではなかなか伝わりませんが、カタ・ジュタ、壮大であり雄大であります。

砂漠地帯にあり、かつ両脇の壁しか見えず周囲に大きさを比較するものがないため感覚がおかしくなりますが、実はけっこうな巨壁であり、ゆうに100メートルをこえているそうであります。

両サイドを通天閣より高い壁に挟まれている状態が1時間以上続くということであり、オーストラリア大陸はノーザンテリトリー、そのスケールの大きさに圧倒されるばかりであります。

散策路の途中には水場もあります。

大雨の際は両サイドの崖が滝のようになるということであり、その姿もまたみてみたいものであります。

足元は砂利や石の道のように見えて浮石などの不安定なものは全くなく、小さな子供もたくさんいましたので安心していけると思います。

そんなこんなで写真を大量に撮りながら歩いていると、往復でちょうど1時間であります。

ここワルパ渓谷へのバスの迎えは9時であるため、意外と時間ぴったりくらいであります。

迎えというか、ここにずっと停まっているようでありましたが。

渓谷の大きさは写真↑に写っている人の大きさで少しは伝わるでしょうか。

おわりに

エアーズロックにしてもここカタ・ジュタにしても、平らな砂漠にポツンと巨岩が存在しているという自然への敬意と畏怖を再確認します。

エアーズロックに登れなくなって久しいですが、スケール感やアボリジニの聖地感を体感するにはカタ・ジュタのように時間をかけて歩き、思いを馳せながら見るほうが良いと感じました。

時間をかけることが可能な方は、エアーズロック周回など、じっくりウルルを堪能してほしいと強く思いますので、最低でも2泊はしたいところであります。

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