エアーズロックリゾートにあるホテル5ブランドの中で最もお手頃なホテルであるアウトバックホテル&ロッジ(Outback Hotel & Lodge)、その中でも最も安価なドミトリーに宿泊してきましたのでご覧ください。
- エアーズロックリゾート内には5種のホテルがある
- Outback Hotel & Lodge|ホテル
- Outback Hotel & Lodge|ロッジ
- Outback Hotel & Lodge|バジェット クアッド
- Outback Hotel & Lodge|バンク
- Outback Hotel & Lodge|ドミトリー
- エアーズロックでの選択肢はひとつ
- リゾートの予約方法
- アウトバックホテル&ロッジ|ドミトリーが表示されない場合
- アウトバックホテル&ロッジ|スタンダードルーム1泊の料金
- アウトバックホテル&ロッジ|ドミトリーのチェックインと部屋割り
- アウトバックホテル&ロッジ|ドミトリーの部屋
- アウトバックホテル&ロッジ|ドミトリーの共用バストイレ事情
- アウトバックホテル&ロッジ|ランドリー
- おわりに
エアーズロックリゾート内には5種のホテルがある
エアーズロックに行こうと思い立ったら必要なのは航空券と寝床であります。
このうち航空券についてはここでは詳しくは割愛しますが、航空券も強気の価格であります。
高くてもエアーズロックのためなら人が集まるということであり、おいしい路線であります。
そのためカンタスとジェットスターというオーストラリア系の独占となっています。
ケアンズまたはシドニーからの直行便がありますが、毎日飛んでいるシドニー線のほうが時間的にも便数的にも都合が良いかもしれません。
そしてホテルでありますが、ウルルと言ったらエアーズロックリゾートしか選択肢はまずなく、エアーズロックリゾート内にあるホテル5種類から選ぶこととなります。
Sails In The Desert
プールやバーを備えた高級志向のホテルであり、見た目もおしゃれです。
1泊1室475ドル~
Desert Gardens Hotel
リゾート内で唯一エアーズロックが見える部屋があるホテルであり、レストランやバーなどが充実しています。
スーパー、郵便局、カフェも近く、何より送迎バスが最初に停まるため便利であります。
1泊1室400ドル~
Emu Walk Apartment
自炊する人に便利なキッチン付きのアパートメントであります。
掃除やベットメイクサービスは5泊までありませんが有料であれば掃除してくれます。
1泊1室420ドル~
The Lost Camel Hotel
おしゃれっぽいシンプルな部屋であり、広さはこれらのホテルで最も狭くビジネスホテル程度であります。
ホテルの部屋とは別に、キャンプ場内の小屋(バストイレなし/185ドル~)も利用可能です。
C
Outback Hotel & Lodge
今回詳しく紹介するホテルであり、5つのホテルの中で最も安価であります。
1泊1室300ドル~
Outback Hotel & Lodge|ホテル
Outback Hotel & Lodgeは、コンクリートでできた3階建てとか4階建てのホテルではありません。
広い敷地内にたくさんの小屋(コンクリートブロック製の平屋)が立っており、その小屋ひとつをコンクリートブロックの壁で仕切って3部屋にしてスタンダードルームとしています。
これらの小屋がタイル敷きの小道で繋がれ、点々とあるので実際はホテルという感じではありませんが、ホテルとして販売している部屋は絨毯であり、装飾や調度品、テレビが高級チックであります。
窓も大きく、洗面やシャワー、もちろんトイレも備えています。
チェックイン、チェックアウトを行うレセプションも小屋であります。
Outback Hotel & Lodge|ロッジ
ロッジも外から見たらホテルと同じであります。
違いは床がタイル張りであり、調度品がなく、質素な作りであることであります。
ベッドなどがホテルよりも簡素でありますが、必要十分と言えます。
部屋にバストイレ付か、バストイレなしを選べ、バストイレなしの場合は共用となります。
その共用のバストイレは後ほど紹介しますが、屋外であります。
1泊1室260ドル~(バストイレ付)
1泊1室210ドル~(バストイレなし)
Outback Hotel & Lodge|バジェット クアッド
こちらも外からの見た目は同じ小屋であります。
が、床は防水処理がなされたコンクリートのままであり色気は皆無であります。
狭い空間にパイプの2段シングルベッドが2つ、合計4台のベッドだけが置いてある部屋であります。
部屋としてのプライベートは保ちたいという方に最適であります。
バストイレは共用であり、テレビなどもちろんありません。
1泊1室184ドル~
Outback Hotel & Lodge|バンク
こちらは上のバジェットクアッドの部屋を他人と共用で使うタイプです。
1部屋あたり4人まで寝泊まりします。
性別は男女共用であります。
4人部屋ではありますが、もしも誰も予約していなければこの部屋を一人で使えるためラッキーであります。
同性2人くらいまでなら息苦しくないのかもしれません。
1泊1人46ドル~
Outback Hotel & Lodge|ドミトリー
今日の主役であります。
ホテルやロッジは1棟を3部屋に分けて使用していますが、このドミトリーは見た目は同じでありますが、1棟をまるまる1部屋として利用し、その1部屋に2段ベッド10台、すなわち20人が寝起きできるようになっています。
部屋の構造はバジェットやバンクと同じであり、無機質な部屋にただベッドがあるだけであります。
バストイレはもちろん共用であり、電源の数も限られます。
が、私ぶりぶりマイラー的には「ぜんぜんあり」でありましたので詳しくお伝えします。
1泊1人38ドル~
エアーズロックでの選択肢はひとつ
なんの前情報もなしでウルルに行くことを決めたわたしは、こう思っていました。
ウルルにはいくつかのホテルがあるであろう、と。
そして調べ始めたところ、いくつかホテルが出てくるものの、予約や詳細を見ようとすると全てこの↓ページにたどり着いてしまうので、しばらく「?」でありました。
要するに、エアーズロックを見に行くなら滞在場所はエアーズロックリゾート一択であり、エアーズロックリゾート内のホテルから予算や好みに合わせて選ぶこととなるのでした。
キャンプ場という選択肢もありますが、ここでは考えないこととします。
リゾートの予約方法
予約の仕方で特に難しいことはありません。
今回はアウトバックホテル&ロッジのドミトリーを予約するという想定で進めてみます。
画面右上の三本線menuをタップします。
accommodation(宿泊施設)をタップ。
OUTBACK HOTELをタップ。
ハイライト部分をタップして宿泊予定日を選びます。
選んだ日付の日に空いている部屋が表示されますので、以下の4点をしっかり確認してSELECTをタップ。
部屋タイプ:ドミトリー
性別:この場合は男性
料金:一泊の費用×日数の合計
キャンセル規定:この場合キャンセル料なし
朝食を付けたい場合はADDします。
初日はあり、2日目はなしという場合はCUSTOMIZEをタップします。
付けない場合はCONTINUE TO TOURSをタップします。
エアーズロックやカタ・ジュタへサンライズを見に行く予定の場合は、朝食の時間よりもバスの出発のほうが早いので注意してください。
各種オプショナルツアーを申し込みたい場合はADDします。
参加人数、参加する日、送迎場所、時間を選択してBOOK TOURをタップします。
申し込まない場合はCONTINUE TO SUMMARYをタップすると内容の確認となります。
内容に間違いがなければCONTINUE TO GUEST INFORMATIONをタップします。
宿泊者情報を入力し、CONTINUE TO PAYMENTをタップします。
次のページで支払いを済ませて予約完了であります。
アウトバックホテル&ロッジ|ドミトリーが表示されない場合
宿泊施設でアウトバックホテルを選択後、ドミトリーが表示されない場合があります。
もちろん満室ということも考えられますが、直近の予約でない限りドミトリーが満室というのはほとんどありません。
見直してほしいのは「宿泊人数」であります。
ドミトリーは基本的にひとり利用を想定しているため、最初に大人2名などの選択をしているとドミトリーが表示されません。
人数を変更して試してみてください。
アウトバックホテル&ロッジ|スタンダードルーム1泊の料金
スタンダードルームはアウトバックホテル&ロッジに限らず2泊以上を想定しています。
1泊分の予約ができないわけではありませんが、1泊で予約する場合は約340ドル/1室であり、2泊の場合の1泊あたり約270ドル/1室と比較して割高であります。
また、ホテル料金の常でありますが、宿泊日までの日数が短ければ短いほど料金は高くなってきます。
来週ウルルに行きたい!と思い立ったとして直近の料金を調べると、1泊であっても2泊であってもどちらも1泊あたり100ドル上乗せとなりますので、早めの決定を心がけたいものであります。
ついでに言うと、エアーズロック行きの飛行機の直前の料金はべらぼうであります。
LCCとは思えません。
もちろんこの情報のソースはわたしです。
アウトバックホテル&ロッジ|ドミトリーのチェックインと部屋割り
エアーズロック空港からアウトバックホテル&ロッジのあるエアーズロックリゾートまでの行き方や、エアーズロックリゾート内のアウトバックホテルの位置関係などについてはウルル旅行記を参照いただければ幸いであります。
アウトバックホテルのチェックインはバスを降りてすぐ目の前のかわいらしい小屋、レセプションで行います。
これはホテルルームであるスタンダードルームもロッジもドミトリーも共通であります。
レセプションでは宿泊における注意事項やリゾート内の案内を簡単に受け、ルームキーをもらいます。
寄付についてと国立公園の入場券については上の記事をご参照くださいませ。
そして写真を撮り忘れてしまいましたが、ルームキーは色気のない普通のカギでありました。
そして自分の寝床である小屋を探しますが、わりと見つかりません。
散歩がてら5分ほどうろつくと見つかりました。
ルームキーには「小屋の番号とベッドの番号」が書かれています。
「8-20」といった具合であり、8番の小屋の20番のベッドを意味します。
この1台のベッドが唯一の聖域であります。
が、横にも下にも斜め下にも他人が来るスペースはあります。
幸い?わたしのベッドは上段であり、他人は斜め下の方だけでありました。
この方は主(ぬし)的な感じのする方であり、この狭いスペースを生活拠点として長期滞在しているようでありました。
簡単な挨拶と「明日は何時起きだい?」「5時だよ」「ほほう、早いね」という会話程度でありました。
1部屋に20台のベッドがありますが、わたしが滞在した日は1部屋に5,6人しかいませんでしたので、部屋の中ではその主の方の顔しか見ていません。
むしろ、こんなに空いているのになぜここなんだろうと思ったくらいであります。
可能であればチェックイン時に空き状況を聞き、隣に人がいないベッドを希望した方が良いかもしれません。
アウトバックホテル&ロッジ|ドミトリーの部屋
ドミトリーの小屋は、ルームキーでドアを開けると目の前がベッドであります。
20台のベッドがありますが、4台ずつが1つのブロックであり、5ブロックで1部屋となります。
1ブロックと1ブロックの間にはコンクリートブロックの壁があるため、山小屋のように隣に人がいるということはありません。
ドミトリーの照明
何時かは分かりませんが、21時~22時の間でドミトリーの部屋は消灯となります。
わたしが夕食から戻った時はすでに消えていました。
1ブロックのベッド4台にはそれぞれにスポット照明が付いており、真っ暗ということはありませんし、小屋の外ではバーで生ライブをしているので、うるさいし明るいです。
ドミトリーでの貴重品
貴重品はというと、1ブロックに4つの鍵付きロッカーがあります。
が、鍵(ダイヤル式)が壊れていてロックは出来ない状態でありました。
わたしは運よくワイヤーロックを持って来ていたので、無事に手ぶらでエアーズロックやカタ・ジュタ観光に行くことが出来ました。
ドミトリーの電源
現代社会において充電の問題は死活問題でありますが、ベッドに充電できるコンセントやUSBはありません。
1部屋に4か所、2口の電源があります。
合計8口であります。
今回は空いていたため電源の取り合いなどありませんでしたが、8人以上になると譲り合いか取り合いであります。
最近のスマホは高額であり、プライバシーのないドミトリー内に置きっぱなしはさすがに不用心と言えますが、そもそも電源がなければ不用心にもなれません。
対策としてわたしはAUプラグのタコ足延長コードを持参しました。
もしも電源の数以上の人が同室だった場合のためであり、その時はみんなでタコ足配線で充電してもらおうという魂胆でありました。
そうはなりませんでしたが。
実際わたしもそうでしたが、部屋の電源からはモバイルバッテリーに充電し、就寝の際に枕もとでモバイルバッテリーからスマホに充電するのがベストかもしれません。
機内持ち込みできる容量であることが重要であります。
アウトバックホテル&ロッジ|ドミトリーの共用バストイレ事情
アウトバックホテルでは上で書いたとおり、バストイレなしという部屋がいくつかあります。
ドミトリーも当然ながらバストイレはありませんので、その場合は共用のバストイレということになります。
バス、といってもシャワーでありますが。
そしてまずお伝えしたいのはこの共用バストイレは屋外にあるということであります。
アウトバックホテル各部屋は独立した小屋(ロッジ)であり、バストイレも例に漏れません。
男女は別の小屋であり外から見えるというわけではありませんが、誰でも入れるような作りであるため、女性にはハードルが高いかもしれません。
上の画像(メンズの方)でいうと、入口を入って左側が見えていますが、こちらがシャワーであり、壁に沿って洗面、向かってシャワーブースが10個あります。
洗面は掃除が行き届いておりとても清潔感があるだけでなく、水滴もほとんどないので、定期的に清掃されているようでありました。
誰も使っていないだけかもしれませんが。
シャワーブースもとくに汚いということも虫がいるということも誰かの髪の毛が溜まっているということもなく、いたって清潔であります。
わたし的に1番心配だったことは「お湯が出るのか」ということでありましたが、温かいだけでなくたっぷり湯量のシャワーが使えました。
砂漠の真ん中でこんな贅沢はないであろうと感動したほどのシャワーであり、さらにはシャンプーも備えていましたのには驚きであります。
ただし繰り返しますが屋外であり、7月の夜で10℃くらいまで気温が下がる中、部屋を出て歩き、外で服を脱ぎ…というのは寒いことうけあいであります。
とくに、シャワーブースの床タイルの冷たさといったらありませんでした。
アウトバックホテル|共用トイレ
先程の入口の画像を右側に行くとトイレであります。
女性用のトイレは分かりかねますが、男性用トイレはいたって普通であります。
以上であります。
アウトバックホテル&ロッジ|ランドリー
アウトバックホテルにはランドリー小屋があります。
長期滞在には大変助かる設備であり、エアーズロックやカタ・ジュタで歩くとすぐに靴下が砂で真っ赤になってしまうことを考えると必須の設備なのかもしれません。
靴下や下着だけなら洗面で洗えますが、他人が歯を磨いたところで洗濯できないという方にはやはり必須であります。
洗濯は4ドルであり乾燥機の値段はすみません、見忘れました。
最近わたしはどこに行くにも現金をまったく持たずに現地入りするため、ランドリーがあっても使えませんが。
おわりに
1泊300ドル〜500ドル(もっと高い部屋もありますが)の部屋が一般的なエアーズロックリゾート内のホテルにあって、わずか38ドルで空港の送迎、清潔なベッドリネン、タオル類、温かいシャワーと電源を利用できるドミトリーはまさに神であります。
ロッカー用の鍵と耳栓を忘れずに、ぜひ訪れてみてください。
ホテル名称 | アウトバックホテル&ロッジ |
公式サイト | https://www.ayersrockresort.com.au/accommodation/outback-hotel-and-lodge? |
住所 | Googleマップで見る> 170 Yulara Dr, Yulara NT 0872 |
価格相場 | 38AUドル~350AUドル |